Last-modified: 2023-05-13 (土) 11:57:34 (131d)
【第160特殊作戦航空連隊】 †
概要 | |
創設 | 1981年(第160任務部隊として) |
所属国 | アメリカ合衆国 |
部隊編制単位 | 連隊 |
兵種、任務、特性 | 特殊部隊、航空支援、ヘリボーン、空中機動作戦 |
上級部隊 | 陸軍特殊作戦航空コマンド |
所在地 | フォート・キャンベル陸軍基地(ケンタッキー州ホプキンスビル) |
U.S Army 160th Special Operations Aviation Regiment (160SOAR).
ケンタッキー州フォート・キャンベルに駐屯するアメリカ陸軍の航空部隊。
主任務は特殊作戦時の人員輸送・戦闘捜索救難・近接航空支援。
モットーは「ナイトストーカーズは諦めない(NSDQ : Night Stalkers Don't Quit)」、「死は闇で待つ」。
また、第75レンジャー連隊などと同様、アメリカ陸軍で「連隊」編制を取る数少ない部隊でもある。
設立のきっかけは、1979年に発生したイランアメリカ大使館人質事件。
この事件に際して行われた人質救出作戦「イーグルクロー」はヘリコプターのトラブルが原因で失敗。
この失態を受け、グリーンベレーの支援を目的とする特殊作戦のための航空部隊が必要とされた。
1981年に第101空挺師団などから抽出して「第160任務部隊」が結成され、そこから再編成を経て現在の状態に至る。
「ナイトストーカーズ」の異名に相応しく、夜間飛行を得意とする。
FLIRのみならず、パイロットが直接暗視ゴーグルを装着して操縦する技能も習得している*1。
それ以外の面でもアメリカ陸軍航空隊から精鋭のパイロットが選抜されており、操縦技能は全般的に極めて高い。
水面ぎりぎりでホバリングしてボートを収容できる、という。
また、着陸不能な場所で後部ハッチだけを着地させて人員を下ろした事もある。
関連:ブラック・シーの戦い
組織構成 †
- 司令部および司令部中隊
- 特殊作戦航空訓練中隊
- 第1大隊
- 司令部および司令部中隊
- 軽攻撃ヘリコプター中隊(AH-6「リトルバード」)
- 軽強襲ヘリコプター中隊(MH-6「リトルバード」)
- 中強襲ヘリコプター中隊(MH-60「ブラックホーク」)
- 中強襲ヘリコプター中隊(MH-60「ブラックホーク」)
- 中強襲ヘリコプター中隊(MH-60「ブラックホーク」)
- 航空整備中隊
- 第2大隊
- 司令部および司令部中隊
- 重強襲ヘリコプター中隊(MH-47「チヌーク」)
- 重強襲ヘリコプター中隊(MH-47「チヌーク」)
- 航空整備中隊
- 第3大隊
- 司令部および司令部中隊
- 中強襲ヘリコプター中隊(MH-60「ブラックホーク」)
- 重強襲ヘリコプター中隊(MH-47「チヌーク」)
- 重強襲ヘリコプター中隊(MH-47「チヌーク」)
- 航空整備中隊
- 第4大隊
- 司令部および司令部中隊
- 中強襲ヘリコプター中隊(MH-60「ブラックホーク」)
- 重強襲ヘリコプター中隊(MH-47「チヌーク」)
- 重強襲ヘリコプター中隊(MH-47「チヌーク」)
- 航空整備中隊
また、必要に応じて以下の部隊から支援を受ける
- 第245航空連隊第1大隊(陸軍オクラホマ州兵)
- UH-1「イロコイ」×23機
- AH-6「リトルバード」×25機
- MH-60「ブラックホーク」×15機
- 空軍第19航空支援作戦飛行隊
TACP(戦術航空管制班)および気象観測班を保有。