Last-modified: 2023-05-14 (日) 09:17:35 (136d)
【第11旅団】 †
JGSDF 11th Brigade.
陸上自衛隊における戦略級部隊単位である「旅団」の一つ。
本旅団の直接のルーツは、1954年に真駒内で創設された「第7混成団(現在の第7師団)」であった。
1962年の師団制度発足を期に、旧第7混成団の警備区域を分割し、第10・第18・第28・第29*1の4個普通科連隊を基幹として「第11師団」として発足した。
そして2008年に「(総合近代化)旅団」に規模が縮小され、更に2018年度には「機動旅団」に改編されて現在に至っている。
現在の本旅団は、司令部を北海道・真駒内駐屯地に置き、2個普通科(歩兵)連隊*2・1個即応機動連隊を基幹とする約3,600名の兵員*3を擁し、北海道道南及び道央地方の防衛警備・災害派遣・民生協力*4、または国際貢献活動などを任務にしている。
部隊編制 †
*1 倶知安駐屯地所在。1996年廃止。
*2 公式文書では「普通科連隊(軽)」という名称で、規模的には「大隊」に近い。
*3 列国の陸軍の基準に照らせば「連隊戦闘群」程度の規模である。
*4 毎年2月に札幌市で行われる「さっぽろ雪まつり」では「(野戦)築城訓練」という名目で雪像製作の支援などを行っており、2004年までは司令部のある真駒内駐屯地も会場となっていた。
*5 2018年度末に普通科連隊から改編。
*6 師団時代の1976年、ベレンコ中尉亡命事件に際して函館空港に不時着したベレンコ機への初期対応に出動した。