Last-modified: 2016-12-17 (土) 20:34:16 (187d)

【第1師団(自衛隊)】(だいいちしだん(じえいたい))

概要
創設1962年
所属国日本国
部隊編制単位師団
兵種、任務、特性自動車化歩兵*1
上級部隊東部方面隊
所在地練馬駐屯地(東京都練馬区)

JGSDF 1st Division.
陸上自衛隊における戦略級部隊単位である師団の一つ。

1950年に警察予備隊が結成された際、東京都・越中島駐屯地*2にて創設された「警察予備隊第1管区隊」をルーツとしている。
その後の1962年に「師団」制度が発足すると共に、「第1管区隊」から現在の名称に改められた。

本師団は、長らく4個普通科連隊・1個特科連隊及び1個戦車大隊を基幹とする野戦型の編制を採ってきたが、2002年3月に(第3師団とともに)政経中枢師団として以下のような改編が行われた。

  • 対戦車部隊(第1対戦車隊)の廃止と対NBC兵器戦部隊(第1化学防護隊*3)の編制
  • 戦車部隊の縮小改編
  • 特科連隊を「隊」(大隊規模)に縮小改編
  • 普通科連隊の改編
    各連隊隷下の重迫撃砲中隊を廃止し、代わりに第5中隊を新編して5個中隊編制にした。
  • コア部隊の採用
    当時隷下にあった第31普通科連隊は、この改編でコア化された。

この改編によって兵員数が約9,000名から約6,600名*4に縮小され、市街地でのCQBへの対処力が増強された。

その後、更に2011年4月には第31普通科連隊が東部方面混成団へ編入され、普通科連隊隷下に重迫撃砲中隊を再編制する改編を行い現在に至る。

現在の本師団は、司令部を東京都・練馬駐屯地に置き、3個普通科歩兵)連隊を基幹とする約6,300名の兵員を擁し、関東南部(東京・神奈川・埼玉・山梨・千葉・茨城)及び静岡県の防衛警備・災害派遣・民生協力*5、または国際貢献活動などを任務にしている*6

師団長は陸将(乙)、副師団長は陸将補、師団幕僚長は1等陸佐が就いている*7

部隊編制

  • 司令部(練馬駐屯地 以下地名)および司令部付部隊
    • 第1普通科連隊(練馬)*8
    • 第32普通科連隊(大宮)
    • 第34普通科連隊(板妻)
    • 第1戦車大隊(駒門)
    • 第1偵察隊(練馬)
    • 第1特科隊(北富士)
    • 第1高射特科大隊(駒門)
    • 第1飛行隊(立川)
    • 第1施設大隊(朝霞)
    • 第1後方支援連隊(練馬)
    • 第1通信大隊(練馬)
    • 第1特殊武器防護隊(練馬)
    • 第1音楽隊(練馬)

余談

  • 本師団は、極左過激派や一部の労働組合から「治安弾圧部隊」と揶揄されることもある。
    これは1960年代〜1970年代、労働運動や学生運動が活発だった頃、「治安出動でデモ隊を攻撃する」という話がまことしやかに語られていたことから来ているというが、実際のところ、そうしたデモについては警察の機動隊で充分対応可能なため、本師団(のみならず自衛隊すべてに対して)に治安出動命令が発令されたことはない。

  • 本師団の特科部隊は、外国から空路で東京に入国した賓客に対し、礼砲で応対するために部隊を派出することもある。
    (この時には、補給処でモスボールされている旧式の105mm榴弾砲を用いることが多い)

*1 公式には「即応近代化師団(政経中枢型)」と呼ばれている。
*2 1960年に閉鎖され、跡地は現在、東京海洋大学の越中島キャンパスなどになっている。
*3 現在の「第1特殊武器防護隊」。
*4 かつての陸自で採用されていた「(番号付き)混成団」や列国の「(独立混成)旅団」とほぼ変わらない規模の兵員数である。
*5 以前は毎年1月2日〜3日に開催される「東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」において、競技をサポートする車輌の提供などの支援を行っていた。
*6 関東広域圏に属する県のうち、群馬・栃木は第12旅団が担当。
*7 それぞれ、他国の陸軍では「中将」「少将」「大佐」に相当する。
*8 旧陸軍の「歩兵第1連隊」同様、東京の守備を担当する歩兵連隊として「1」の番号が与えられた。

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