Last-modified: 2019-08-08 (木) 18:51:58 (76d)

【大型破壊機救難消防車】(おおがたはかいききゅうなんしょうぼうしゃ)

航空自衛隊が保有する空港用化学消防車。

航空基地に配備され、航空機の離着陸事故における火災の消火及び乗員の救助に従事する。
化学消火剤または水を噴射する能力を有し、最新型のA-MB-3では消火剤タンクと合わせて1万リットルを超えるタンクを積載している。
また、キャビン上の放水銃をコックピット内から操作出来るようになっている。

2011年3月の東日本大震災にともなって起きた、福島第一原発事故の災害派遣出動においては、使用済み核燃料プールへの放水活動に投入された。
最近では海外製の物も導入されており、2013年には東急車両製A-MB-2の後継としてオーストリア・ローゼンバウアー社製の「パンサー6×6」と米オシュコシュ社製「ストライカー」が「救難消防車B型」の名称で導入された。

なお、陸上自衛隊では「救難消防車儀/況拭廖海上自衛隊では「化学消防車MB-1」の名称で採用している。

スペックデータ

A-MB-1
乗員5名
全長10,125mm
全高3,400mm
全幅2,495mm
車輌重量14,400kg
最大積載量4,050kg
トランスミッション常時噛合式、前進5段・後進1段
エンジンRE10 V型10気筒ディーゼルエンジン
総排気量18,894cc
最高出力370ps/2,200rpm
最大速度95km/h
登坂能力tanθ1.19
最小回転半径10.6m
タンク容量200リットル


A-MB-2
乗員5名
全長10,125mm
全高3,400mm
全幅2,495mm
車輌重量14,145kg
最大積載量5,380kg
トランスミッション常時噛合式、前進5段・後進1段
エンジンRE10 V型10気筒ディーゼルエンジン
総排気量18,894cc
最高出力370ps/2,200rpm
最大速度95km/h
登坂能力tanθ1.19
最小回転半径10.6m
タンク容量200リットル
水槽/薬液槽容量4,800リットル/480リットル


A-MB-3
乗員5名
全長11,950mm
全高3,780mm
全幅3,100mm
車輌重量14,400kg
最大積載量4,050kg
トランスミッション常時噛合式、前進4段・後進2段
エンジンRE10E V型10気筒ディーゼルエンジン×2基
総排気量26,507cc
最高出力450ps/2,200rpm
最大速度100km/h
登坂能力tanθ0.62
最小回転半径11.9m
タンク容量300リットル
水槽/薬液槽容量12,500リットル/850リットル
最大射程80m
吐出量6,000/3,000リットル


主な形式

  • M-5:
    米軍のO-11をベースに東急車輛が1960年に生産したモデル。退役済み。

  • A-MB-1:
    1963年に配備された初期型。
    丸型のヘッドランプ、縦楔型のフロント形状が特徴。
    後継車両と比較して水槽の容量が少ない為、1,000G水槽車(いすゞ自動車製TSD/フォワード)の随伴を必要とする。
    2015年時点で秋田分屯基地、新潟分屯基地、浜松基地、静浜基地、防府北基地での稼働が確認されている。

  • A-MB-2:
    A-MB-1の改良型。消火液の吐出量及び水槽/薬液槽の容量を増大した。
    2000年代後半から調達されたタイプはA-MB-3に似たフロント形状に変更されている。

  • A-MB-3:
    1989に配備が開始された型。2011年福島第一原子力発電所事故での放水にも出動した。

  • 救難消防車B型:
    2013年度より調達が開催された5,000L級救難消防車。A-MB-1及びA-MB-2の後継。

  • 救難消防車況拭
    2013年度より配備された10,000L級救難消防車。大型破壊機救難消防車A-MB-3の後継。
    米国KME社製KP3000をベースにしている。


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