Last-modified: 2022-09-18 (日) 09:54:46 (14d)

【対地速度】(たいちそくど)

地球の地表上のある一点を静止点とみなし、その地点からの距離を基準として定義される速度
地上の車両や海上の船舶において速度という場合、原則として対地速度を用いる。

航空機の場合、空中で対地速度を計測するのが長らく困難であったため、単に速度という場合は対気速度を指す。

空中で対地速度を計測する方法

風向・風速を特定する
機体周辺における気流の風向・風速がわかっていれば、対気速度から数学的に対地速度を算出できる。
ただし、航空機はふつう風向・風速を測定する手段を有しておらず、航空交通管制からの通達を受ける必要がある。
DME
地上のDME局と交信し、定期的にDME局との距離を測定する事で、対地速度を算出できる。
原理上、地上のDME局との高度差が大きいほど、またDME局との距離が近いほど誤差が大きい。
GPS
定期的に機体の緯度・経度を特定する事で対地速度を算出する。
現代ではもっとも正確かつ安価で、航空機において最も一般的な対地速度の測定方法。
慣性航法装置
機体の加速度を計測し、そこから積分によって対地速度を算出する。
外部との交信を必要としない反面、測定開始から時間が経過するごとに誤差が増大していく。
ドップラーレーダー
地表との相対速度(定義上の対地速度)を直接的に計測できる。
外部との交信を必要せず、かつ原理的に最も正確に測定できるが、戦闘機や大型機にしか搭載されない高価な機材である。

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