Last-modified: 2022-12-08 (木) 19:47:29 (59d)

【戦闘攻撃機】(せんとうこうげきき)

戦闘機攻撃機の任務を兼任する軍用航空機

実際の所、歴史上ほぼ全ての戦闘機は、効率を考えなければ攻撃機としての転用が可能である。
極論、機銃を装備していれば低空から地上目標を撃つ事ができる。
また、攻撃機用の爆弾ロケット弾などを戦闘機に転用する事も、工学的には別に難しい事ではない。

とはいえ、戦闘機には敵機を上回る速度が必要で、攻撃機には地上を広く制圧できる投射弾量が要求される。
武装を搭載すればするほど自重が増えて鈍重になるため、この両者はトレードオフの関係にある。
設計段階でも、速度を追求すると投射弾量を増やせなくなり、また多大な投射弾量を搭載できるペイロード速度を犠牲にする。
このため、兼任を前提とする戦闘攻撃機は戦闘機の水準では空戦に弱く、対地攻撃においては攻撃機に及ぶべくもない中途半端な性格を持つ事になる。

非効率的であると承知の上で戦闘攻撃機が採用されるのは、通常、兵站上の理由による。
戦闘機攻撃機を同時に調達・整備・運用するのは甚大な負担を伴い、補給枯渇や整備不良の原因となり得る。
このため、多少性能で劣っても機種を統合し、稼働できる機体を多く確保した方が有利になる場合がある。

逆に、兵站上の問題を無視してでも特殊な機体を別途調達すべき状況も考えられる。

また、現代戦では有効射程戦闘行動半径が増した事で、戦闘機攻撃機を兼任せざるを得ない状況を招いている。
近年の攻勢対航空作戦では、敵性戦闘機と同時に地上からのミサイル攻撃にも対処しなければならない。

関連:戦闘爆撃機 ヤーボ マルチロールファイター

主な機体

第二次世界大戦以降の戦闘機のほぼ全てに爆装が施されたため、戦闘爆撃機/戦闘攻撃機として開発されたもののみ挙げる。


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