Last-modified: 2022-11-03 (木) 08:46:40 (206d)
【制海艦】 †
Sea Control Ship(SCS).
1960〜1970年代、アメリカ海軍が研究していた航空母艦の一種。
コスト面で正規空母の投入に見合わない低強度紛争で、限定的な制海権を獲得するための艦として計画された。
従来の軽空母や護衛空母の後継とする事を見込み、対潜掃討・船団護衛・海岸堡への近接航空支援を主任務とし、艦載機としてはSTOVL機やヘリコプターを主力とする事とされた。
アメリカでは研究・実験のみに留まり、最終的には強襲揚陸艦に統合された。
しかし、地域海軍の航空母艦としては効率が良く、その設計思想は各国の航空母艦に取り入れられている。