Last-modified: 2018-07-22 (日) 13:42:51 (948d)
【制海艦】 †
Sea Control Ship(SCS).
1960〜1970年代、アメリカ海軍が研究していた航空母艦の一種。
コスト面で正規空母の投入に見合わない低強度紛争で、限定的な制海権を獲得するための艦として計画された。
従来の軽空母や護衛空母の後継とする事を見込み、対潜掃討・船団護衛・海岸堡への近接航空支援を主任務とし、艦載機としてはSTOVL機やヘリコプターを主力とする事とされた。
アメリカでは研究・実験のみに留まり、最終的には強襲揚陸艦に統合された。
しかし、正規空母の保有を諦めた諸国*1の海軍が航空母艦を持つには最適な形とされており、その設計思想を取り入れた艦も実際に建造されている。