Last-modified: 2020-01-24 (金) 18:40:57 (130d)

【人民解放軍】(じんみんかいほうぐん)

中国共産党の軍隊地上軍海軍空軍、第二砲兵(戦略ロケット軍)からなる。
事実上の国軍だが厳密にはあくまで「共産党の軍隊」であり、「中華人民共和国の軍隊」ではない。いわば共産党が所有し、その意向に従う巨大な私兵集団である*1
これは他国の軍隊が国家に所属し、国土や国民を守るものである点を見れば特異的なことである。

元は「政権打倒を目標とするレジスタンス」を指す言葉であったが、現在ではもはや固有名詞としてしか通用しない。
ただ、共産主義政権・共産テロリストなどが「人民軍」「解放軍」「人民解放軍」などと名乗る事がある。
そのような文脈においては中国共産党の軍隊を特に「中国人民解放軍」と呼ぶ。

総兵力は約230万、世界で最大の兵力を誇る。
18歳以上の義務兵役制では有るものの、巨大な人口を抱える国家であるため事実上は志願兵のみで定員を満たす。
軍事費はここ10数年間で毎年10%以上の増大を続けており、2009年でアメリカ、イギリスに次ぐ3位、未判明分も含めると2位と言われている。*2

広大な国土を反映してか、各地域の守備を受け持つ「軍管区」ごとに独立採算制で運営されているという奇妙な特徴を持つ。
兵站の費用を自弁調達するよう要求されており、軍が各種の事業を行っている。
このような特殊な形式のため、言わば管区ごとに独立した軍隊が存在しているような状態となっている。
故に隣の軍区と装備品の規格が違うため融通が利かない、政府に無断で勝手に武器を海外から輸入する、中央に知らせないまま新兵器のテストをするなど、共産党ですら軍をコントロール出来ていない現状が度々露呈している。*3

主な装備

空軍
航空機
戦闘機殲撃7(J-7)
殲撃8供J-8供
殲撃10(J-10)
Su-27SK/UBK
殲撃11(J-11)
Su-30MKK
殲撃13(J-13)
殲撃16(J-16)?
殲撃20(J-20)
Su-35
戦闘攻撃機殲轟7A(JH-7A)
爆撃機轟作6(H-6)
電子戦機Y-8CB(高新1号)、Y-8G(高新3号)、Y-8XZ(高新7号)、Y-9XZ?
ELINTTu-154M/D
偵察機殲偵8(JZ-8)殲偵8F(JZ-8F)、Y-8H1
AEW&C機空警2000(KJ-2000)、空警200(KJ-200/高新5号)?、空警500(KJ-500)
空中指揮機B737、Y-8T(高新4号)
空中給油機H-6U(轟油6/HY-6)Il-78
輸送機Il-76MD/TD
運輸5(Y-5)
運輸7(Y-7)?
運輸8(Y-8)
運輸9(Y-9)
運輸11(Y-11)
運輸12(Y-12)
運輸20(Y-20)
B737(VIP輸送用)
CRJ-200
CRJ-700
Tu-154M
練習機初等練習機:初教6「雛鷹」(CJ-6)
中等練習機:教練8/練11「雄鷹」(JL-8/L-11)
高等練習機:殲教7(JJ-7)、教練9「山鷹」(JL-9)、教練10「猟鷹」(JL-10)
攻撃ヘリコプター武直10(WZ-10)
汎用ヘリコプター直昇9(Z-9)ドーファン2ライセンス生産
Mi-17V-1
輸送ヘリコプター?直昇8(Z-8)(シュペルフルロン?のライセンス生産)
Mi-171
捜索救難ヘリコプター直昇8KA(Z-8KA)
VIP輸送ヘリコプターAS332/H225「シュペルピューマ」
UAV翼竜1(攻撃1/GJ-1)、翔竜(EA-03)
地対空ミサイル
自走式発射機S-400
S-300PMU/PMU1/PMU2
紅旗9(HQ-9/FT-2000)
HQ-12(KS-1A)/HQ-22
紅旗7(HQ-7)
紅旗64(HQ-64)
牽引式発射機紅旗2(HQ-2)
携帯式発射機前衛1(QW-1)
高射砲・高射機関砲
牽引式高射砲59式100mm高射砲(KS-19 100mm高射砲のライセンス生産品)
56式85mm高射砲(KS-18 85mm高射砲のライセンス生産品)
牽引式高射機関砲87式25mm機関砲(ソ連製ZU-23-2?を基にした中国の独自改良型)
装甲戦闘車両
空挺戦闘車03式空挺歩兵戦闘車(ZBD-3)
装甲兵員輸送車ZZZ-03(コマンドポスト用)
対戦車ミサイル・火砲
対戦車ミサイル紅箭9(HJ-9)
牽引式榴弾砲96式122mm榴弾砲(D-30のデッドコピーモデル)
牽引式ロケット砲63式107mmロケット砲(PH-63)
航空機搭載兵器
空対空ミサイル
IRH
霹靂5(PL-5)パイソン3霹靂10(PL-10)R-73R-27T/TE
空対空ミサイル
SARH
R-27R/ER霹靂11(PL-11)
空対空ミサイル
ARH
R-77霹靂12(PL-12)
空対地ミサイルKD-88、Kh-59ME/MKKh-29T/TE
巡航ミサイルCJ-10、KD-63
空対艦ミサイルKh-31A?
対レーダーミサイルKh-31P?鷹撃91(YJ-91)?
対戦車ミサイルAKD-10、AKD-9


陸軍
航空機
攻撃ヘリコプター武直9(WZ-9/Z-9W)
武直10(WZ-10)「霹靂火」
武直19(WZ-19/Z-19)「黒旋風」
汎用ヘリコプター直昇9(Z-9)
直昇8(Z-8)
S-70C-2
Mi-8
Mi-17
UAVハーピー(イスラエルから導入)
ASN-206(JWP-01)
ASN-207(無偵6(WZ-6)/JWP-02/BZK-006)
車輛
戦車59式戦車(T-54ライセンス生産
60式水陸両用軽戦車
62式軽戦車
69/79式(69啓亜棒鐚
80式戦車
88式戦車
96式戦車
98式戦車
99式戦車
05式水陸両用戦車
対戦車車両89式自走対戦車砲(PTZ-89)
87式自走対戦車砲(PTL-87)
02式自走対戦車砲(PTL-02)
歩兵戦闘車86式歩兵戦闘車
97式歩兵戦闘車
装甲車92式装輪装甲車(WZ-551A)
自走榴弾砲83式152mm自走榴弾砲
85式122mm自走榴弾砲
05式155mm自走榴弾砲
07B式122mm水陸両用自走榴弾砲(PLZ-07B)
07式122mm自走榴弾砲(PLZ-07)
89式122mm自走榴弾砲(PLZ-89)
85式122mm自走榴弾砲(YW-323)
70式122mm自走榴弾砲(WZ-302)
自走ロケット砲「衛士2(WS-2)」6連装400mm自走ロケット砲
「衛士1E(WS-1E)」50連装122mm自走ロケット砲
03式12連装300mm自走ロケット砲(AR-2)
96式10連装300mm自走ロケット砲(A-100)
90式40連装122mm自走ロケット砲
89式40連装122mm自走多連装ロケットシステム
対空砲
自走対空砲「陸盾2000」近接防空システム(LD-2000)
95式/04A式25mm自走対空砲「天戟」(PGZ-95/PGZ-04A)
88式37mm自走対空砲(PGZ-88)
牽引式対空砲59式57mm高射砲(S-60)
JP-113式37mm連装機関砲
65式37mm連装機関砲
74式37mm連装機関砲
90式35mm連装機関砲(GDF-002)
87式25mm連装機関砲
地対空ミサイル
長距離紅旗9(HQ-9/FT-2000)
S-300PMU(リフ/SA-10「グランブル」)
紅旗2(HQ-2/S-75「ドヴィナ」/SA-2「ガイドライン」)
中・近距離紅旗16A(HQ-16A/LY-80/猟鷹80)
紅旗12(HQ-12/KS-1/凱山1号)
紅旗17(HQ-17/「トールM1」/SA-15「ガントレット」)
猟手2(LS-2/SD-10A/PL-9C)
紅旗64(HQ-64/LY-60/猟鷹60)?
紅旗61A(HQ-61A/SD-1/PL-9)
紅旗7(HQ-7/FM-80/クロタール)
地空9(DK-9/PL-9D/霹靂9D)
猟手1(天燕90/TY-90)
携行式紅纓6(HN-6/FN-6/飛弩6)
飛穹(FN-16)
前衛4(QW-4/ヴァンガード4)
前衛3(QW-3/ヴァンガード3)
前衛2(QW-2/ヴァンガード2)
前衛1(QW-1/ヴァンガード1)
紅纓5(HN-5/HY-5/9K32「ストレラ2」/SA-7「グレイル」)
その他汎用車両LYT-2021戦闘バギー
BJ-2022多用途車「勇士」
BJ-2020多用途車
EQ-2050多用途車


海軍
航空機
戦闘機殲撃8F(J-8F)
殲撃10AH/SH(J-10A/S)
殲撃11BH/BSH(J-11B/BS)
殲撃15(J-15)
殲撃16(J-16)
Su-30MK2
戦闘攻撃機殲轟7(JH-7)/殲轟7A(JH-7A)
爆撃機轟作6(H-6G/J)
対潜哨戒機水轟5(SH-5)
KQ-200?(高新6型)
ELINTY-8JB(高新2号)
Y-8X
Y-9JZ(高新8号)
AEW&C機Y-8J
空警500(KJ-200/高新5号)
空警200(KJ-200)
空中給油機H-6DU
輸送機運輸8(Y-8C)
運輸7(Y-7G/H)?
運輸5(Y-5)?
CRJ-200
CRJ-700
練習機初等練習機:初教6(CJ-6)
中等練習機:教練8(JL-8)
高等練習機:教練9「山鷹」(JL-9/GJ)、教練10「猟鷹」(JL-10)
爆撃手訓練機:HY-7?
無人機BZK-005、BZK-007
対潜哨戒ヘリコプターKa-28「ヘリックス」
直昇9C(Z-9C/AS565
早期警戒ヘリコプターKa-31
直昇18(Z-18AEW/SA321「シュペルフルロン」?
多用途ヘリコプターAS365N、直昇9D(Z-9D)
捜索救難ヘリコプターKa-27PS、直昇9S(Z-9S)、直昇8JH/S(Z-8JH/S)
輸送ヘリコプター直昇8/J(Z-8/J)、SA321?Mi-8
艦艇
水上戦闘艦
航空母艦002型(山東型)
001型(リャオニン型/遼寧型/ワリヤーグ/11436型)
駆逐艦051DT/G型(ルダ型/旅大祁拭
052A型(ルフ型/旅滬型)
051B型(ルハイ型/旅海型)
ソブレメンヌイ級(956E/EM型)
052B型(ルヤン儀/旅洋儀拭
052C型(ルヤン況/旅洋況拭
051C型(ルージョウ型/旅洲型)
052D型(ルヤン祁/旅洋祁拭
055型(レンハイ型/刃海型)?
フリゲート053H1型(ジャンフー況/江滬況拭
053H2型(ジャンフー祁/江滬祁拭
053H1G型(ジャンフー昂/江滬昂拭
053H3型(ジャンウェイ況/江衛況拭
054型(ジャンカイ儀/江凱儀拭
054A型(ジャンカイ況/江凱況拭
コルベット056型(ジャンダオ型/江島型)?
056A型(ASW強化型)
潜水艦
弾道ミサイル原潜096型(タン型/唐型)(計画中)
094型(ジン型/晋型)
092型(シア型/夏型)
通常動力型
弾道ミサイル潜水艦
032型(チン型/清型)※ミサイル試験用補助潜水艦
攻撃型原潜093型(シャン型/商型)
091型/091G型(ハン/漢型)
通常動力型潜水艦
(哨戒潜水艦)
039A/B型(ユアン型/元型)
039型/039G型(ソン型/宋型)
877EKM/636/636M型(キロ型/改キロ型/改キロ型(USM運用艦)/基洛型)
035/035A/035G/035B型(ミン型/明型)
両用戦闘艇
ドック型揚陸艦071型(ユージャオ型/玉昭型)
戦車揚陸艦072型(ユカン型/玉坎型)
072況拭淵罐謄ン/玉亭儀拭
072祁拭072A型)(ユティン/玉亭況拭
中型揚陸艦073/Y型(玉島型)
073祁拭淵罐妊鷏/玉登型)
073A型(ユンシュー型/運輸型)
汎用揚陸艇067型(ユーナン型/玉南型)
068/069型(ユーチン型/玉青型)
271型*4
079型(ユーリェン型/玉連型)
074型(ユーハイ型/玉海型)
074A型(ユーベイ型/玉北型)
エアクッション揚陸艇724型
726型(ユーイー型/玉義型)
ポモルニク級(ズーブル型/12322型)
高速戦闘艇・哨戒艦艇・機雷戦闘艇
駆潜艇037-儀拭淵魯ぅ船Ψ/海久型)
037-S型(ハイチン型/海情型)
ミサイル艇037-G型(ホウシン型/紅星型)
037-況拭淵曠Ε船Д鷏/紅箭型)
022型(ホウベイ型/紅稗型)
掃海艇082型(ウォサオ型/渦掃型)
081型(ウォチー型/渦池型)
082-I型(ウォザン型/渦蔵型)
無人掃海艇312型遠隔操縦掃海艇(フーティ型/撫提型)
529型掃海艇(Wonang class)
補助艦艇
補給艦905型(太倉→洪澤湖級/フーチン型/福清型)
908型(青海湖級/フースー型/福蘇型)
903型補給艦(千島湖級/フーチー型/福池型)
903A型
901型(建造中)
輸送艦南運830級(キョンシャ型/瓊沙型)
904型(ダーユン型/大運型)
904A型(ダンヤオ型/丹遥型)
904B型
潜水艦救難艦922-祁拭淵澄璽薀鷏/大浪型)
946型(ダージョウ型/大周型)
946A型(ダードン型/大東型)
925型(ダーチアン型/大江型)
926型(海洋島級)
病院船南康級(キョンシャ型/瓊沙型)
荘河級
920型(アンウェイ型/安衛型)
医療救護艇北医01、東医12、東医13、南医10、南医11
半潜水式重量物
運搬船
東海島級
その他艦船
練習艦679型(ダーシン型/大興型)
891A型(シーチャン級/世昌級)
680型(戚継光級)
航海練習船
(帆船)
破浪型
宿泊艦徐霞客級
試験艦909型(武湖-B型)
909A型(ダーファ型/大華型)
情報収集艦814A型(ダディエ型/大地型/北調型)
815型(ドンディアオ型/東調型)
815A型(天王星型)
衛星追跡艦遠望型(ユァンワン型)


第二砲兵
ICBM東風4号(DF-4/CSS-3)、東風5号(DF-5/CSS-4)、東風31号(DF-31)、東風31号A(DF-31A)
IRBM東風3号(DF-3/CSS-2)
MRBM東風21号(DF-21/CSS-5)
SRBM東風15号(DF-15/CSS-6) 、東風11号(DF-11/CSS-7)



*1 極端な話、人民解放軍の目的には国民や国土の防衛は含まれない。共産党とその権益を守る事が、結果的に国民や国土の防衛になっているだけである。
*2 余談ではあるが、その軍事費を超える巨額の予算が武装警察などの国内の治安維持に回されており、一党独裁体制の象徴とも言える。
*3 国家主席と米軍の高官が会談中、高官が「今度新しい飛行機のテストをするそうですね」と言ったが、国家主席は「そんな話は聞いていない」と驚いた。
  慌てて確認すると、中央に無断である軍区が戦闘機のテスト飛行を計画していたことが海外で報道されており、その時初めて政府としてテストの存在を知った等と言う逸話がある。

*4 基本的に陸軍船舶部隊が運用する。

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