Last-modified: 2016-07-28 (木) 13:34:57 (447d)

【人質救出作戦】(ひとじちきゅうしゅつさくせん)

Hostage Rescue(HR).
犯罪者によって拘束されている人質を救出するために行われる特殊作戦
犯人を制圧・検挙し、人質を無事救出することが第一の目的とされる。

人質事件は、概ね建物や航空機、船舶、列車、自動車などの内部に籠城する状況で発生する。
人質事件が発生した場合、警察はまず速やかに現場の包囲網を二重に敷く。
内側の包囲網は犯人の逃走防止のためであり、外側の包囲網は作戦遂行の妨げとなるマスコミ、人質の家族、友人、野次馬を排除するためである。
さらに狙撃手を視界が確保できる場所に配置し、指揮所を内側の包囲網のすぐ後方に設置しそこで陣頭指揮及び統制を取る。
この段階で特殊部隊を投入する計画も準備される。

次に、現場を確保してからはネゴシエーターが犯人と交渉に当たる。
事件発生直後は犯人が興奮・発狂しており最も危険な状態にある。
ネゴシエーターはこの間も犯人に話しかけ続け、犯人の精神の安定を図る。
犯人が正常な精神の持ち主で、説得に応じて投降すればこの段階で解決するが、もし、精神が錯乱しているなどの理由で説得に応じられず、平和的解決が困難な場合は、特殊部隊を投入して実力行使により人質を救出する。

人質に危害が加わった・またはその危険性が極めて高い・包囲網が攻撃を受けたなどの危険かつ深刻な事態に発展した段階で特殊部隊が現場に突入して犯人を排除し、人質を保護する。
突入する方法は以下の2パターンがある。

  1. ステルス・エントリー
    極秘裏にドアや窓から音を立てずに滑り込み、犯人のいる部屋で初めて銃を構え、「警察だ!武器を捨てておとなしくしろ!」などと大声で威嚇しつつ一斉に突入する。
    相手が単独犯であるときに使うことが多い。

  2. ダイナミック・エントリー
    迅速性を要する場合や、犯人が複数個所にいる場合に使われる方法で、隊員はそれぞれ担当を決めてドアや壁、窓を爆薬などを使って破る
    この場合、電力会社の協力を得て事前に建物を停電させるなどの攪乱が行われる場合もある。

突入した各隊員は、当初決められた手順で各部屋をスタングレネード催涙ガス拳銃短機関銃などを使って掃討していき、人質の身柄を保護し、すべての犯人を発見・拘束もしくは射殺する。

事後処理として、すべての犯人が確認できない場合は徹底的に室内を検索し、人質を作戦の妨げにならないよう拘束してから移動させ、安全を確保し、身元を確認する。
人質の死傷はこの時に確認し、必要があれば応急処置を行ったうえで救急搬送する。
また、事実確認を行い、突入した特殊部隊隊員に死傷者が出た場合は死傷した隊員を収容して現場を保存し、以後は一般の警察に対処を委ねる。


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