Last-modified: 2021-12-18 (土) 07:27:59 (32d)

【人質救出作戦】(ひとじちきゅうしゅつさくせん)

Hostage Rescue(HR).

犯罪者によって拘束されている人質を救出するために行われる特殊作戦
犯人を制圧・検挙し、人質を無事救出することが第一の目的とされる。

典型的な手順

典型的な人質救出作戦は以下の手順を踏まえて実施される。

捜索

人質および犯人を捜索し、その所在地を確定させる。
最初から事件現場が確定している状態で発覚する場合もあれば、行方不明者を捜索する過程で人質事件だと発覚する場合もある。

捜索が完了次第に包囲に移るが、順調に進まない場合もある。
犯人側から身代金や政治的主張などの要求などがあった場合、捜索が完了する前に交渉を始めざるを得ない。
また、発見できないまま捜査が打ち切られて失踪として処理されたり、人質の遺体だけ発見されて犯人を特定できない場合もある。

包囲

人質と犯人の所在を特定の建物・乗り物まで絞り込めた場合、その周囲を多数の警官隊(戦時なら軍隊)で取り囲む。

この包囲網は内側・外側に二重に敷かれるのが通例。
内側では犯人の逃走を防ぎ、危急の事態において犯人を射殺するための狙撃手を配置する。
外側では現場を隔離し、マスコミ・人質関係者・野次馬・共犯者・テロリストなどによる作戦妨害を阻止する。

交渉

専門技術を持った交渉人が犯人と通信し、または現場に赴いて肉声で犯人と交渉する。

特に重要なのは犯人の情緒的安定を図り、激情や絶望にかられて人質に危害を加えないよう慰撫する事である。
また、時間が経過して犯人が冷静な現状認識を持った場合、投降を促して平和的解決を図る。

人質への危害、包囲網への攻撃、強行突破など危急の事態に陥った場合、交渉は打ち切られて突入に移る。

突入

犯人と直接交戦し、人質に危害を加えられる前に迅速に無力化する。
状況に応じて特殊部隊による突撃・制圧と、狙撃手による射殺とが使い分けられる。

隠密突入
秘密裏に至近距離まで接近した上で、大声で威嚇しながら一斉突入し、数秒ほどで全員を制圧する。
犯人が単独犯であるか、犯人全員が一カ所にいて一網打尽に制圧できる場合に行われる。
強行突入
扉・壁・窓などを破砕して数箇所から一斉に突入、予め決められた経路を通って制圧・前進する。
犯人が分散しているか所在不明な場合に実施され、隠密突入に比べて誤射や反撃による死傷の可能性が高い。
狙撃
特殊部隊の突入準備が整う前に突発的に危急の事態が生じた場合、犯人を即時無力化するために発砲する事がある。
また、特殊部隊が突入を仕損じた場合、現場から逃亡を試みる人間が射殺される場合もある。

全ての抵抗が掃討された時点で事後処理に移る。

事後処理

現場を捜索して全ての人間を確保し、死傷者を応急処置・救急搬送する。
このとき、現場内の人間は全て拘束し、安全確保した上で身元を確認する(人質に共犯者が紛れ込む場合があるため)。

安全確保が完了した時点で現場を保存し、以降は一般警察(または憲兵)による処理・検証に移る。


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