Last-modified: 2022-10-26 (水) 15:47:37 (100d)

【照明弾】(しょうめいだん)

Illuminating Flare / star shell

夜間に目標を照らし出し、視界を確保するための砲弾。
十分な高度を取ってからパラシュートで滞空し、周囲を数百メートルに渡って照らし続ける。
照明の持続時間はおおむね数十秒から数分だが、実際には灯が消える前に次弾が打ち上げられる。

通常砲弾の炸薬の代わりに照明剤の粉末(ワセリンやパラフィンで練り合わせてある)が弾頭に充填され、これに着火して発光する。
直接的な殺傷能力はないが、燃焼によって発光しているため、森林などでは火災の原因になる危険性がある。
照明材としてはマグネシウムと硝酸ナトリウムを用いるのが一般的。古くはアルミニウム・硝酸バリウム・硫黄を調剤して用いていた時代もある。

間接砲撃が可能な砲で打ち上げるのが一般的で、普通は迫撃砲榴弾砲による。
ただし艦載砲の砲弾として、あるいは航空支援ロケット弾として運用される場合もある。
夜間のCQBでは滞空機能のない手榴弾としての照明弾が利用される場合もある。
航空機から投下されるものは、他と区別して吊光弾(ちょうこうだん)と呼ぶことがある。

一方で、照明による利点は敵側も享受でき、また照明弾が投下される事で味方の存在とその配置を敵に教えてしまう。
現代戦のように暗視装置を利用できるなら、照明を用意せず暗闇のまま行動した方が有利である。
このため、夜間に襲撃を受けた際に防衛側が利用するのが一般的。


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