Last-modified: 2023-07-01 (土) 10:42:47 (262d)
【自家用操縦士】 †
Private Pilot License(PPL).
日本の航空法にて定められている、航空機パイロット(航空士)の資格のひとつ。
(報酬を伴わない個人的目的で)航空機を操縦するのに必要な技術資格。
満17歳(滑空機は満16歳)から資格試験を受けることができる。
事業・職業としての航空機操縦には事業用操縦士・准定期運送用操縦士・定期運送用操縦士などの資格が別途要求される。
また、身体状態についても別途「航空身体検査証明」を受け、航空機の操縦に適した健康状態である旨を証明する必要がある。
資格の詳細 †
その詳細は、航空法施行規則別表により以下のとおり定められている。
種類 | 年齢 | 飛行経歴 |
飛行機 | 17歳以上 | 総飛行時間40時間以上(10時間以上の単独飛行、 出発地点から270km以上の飛行で、中間において2回以上の生地着陸をするものを含む5時間以上の単独操縦による野外飛行、 夜間における離着陸及び航法の実施を含む20時間以上の同乗教育飛行) |
回転翼航空機 | 総飛行時間40時間以上 (10時間以上の単独飛行、出発地点から180km以上の飛行で、 中間において2回以上の生地着陸をするものを含む5時間以上の単独操縦による野外飛行、 夜間における離着陸及び航法の実施を含む20時間以上の同乗教育飛行、オートローテーションによる着陸) | |
飛行船 | 総飛行時間50時間以上 (10回以上の離陸を含む5時間以上の単独飛行、出発地点から90km以上の飛行で、 中間において1回以上の生地着陸をするものを含む5時間以上の単独操縦による野外飛行) | |
上級滑空機 | 16歳以上 | 3時間以上の単独滑空、曳航による30回以上の滑空、失速からの回復の方法の実施 |
動力滑空機 | 10回以上の滑空着陸及び飛行機によるものを含む3時間以上の単独滑空、 10回以上の発動機作動中の着陸及び飛行機によるものを含む15時間以上の単独動力飛行、 飛行機によるものを含む出発地点から120km以上の飛行で、中間において1回以上の生地着陸による野外飛行、 飛行機によるものを含む失速からの回復の方法の実施 |