Last-modified: 2022-01-28 (金) 07:22:18 (425d)
【施設科】 †
陸上自衛隊における職種のひとつで、外国軍隊や旧軍でいう「工兵」のこと。
歩兵を指す「普通科」、砲兵を指す「特科」などと同様、「自衛隊は軍隊でなく、隊員は兵士でない」という政治的理由からつけられた言い換え語である。
任務は他国軍の工兵と同様、主に陣地構築、架橋、地雷原処理などとされている。
任務の特性上、建設機械を多数保有しているため、災害派遣や国際貢献などでも活躍している。
また、かつては「民生支援」と称して、国や地方自治体・土地改良区・港務局からの要請により、(訓練の一環として)土木工事を受託することも行われていた*1。
主な施設科装備 †
- 築城建設機材
- 施設作業車
- 75式ドーザ
- 坑道掘削装置(坑道中隊などに配備)
- 道路障害作業車
- 掩体掘削機
その他、ショベルカーなどの各種装備。
- 施設作業車
- 渡河機材
- 地雷処理装備
- 70式地雷原爆破装置
- 89式地雷原探知機セット
- 92式地雷原処理車
- 92式地雷原処理ローラ
- 70式地雷原爆破装置
- 障害装備
- 対人障害システム
- 指向性散弾(対車両地雷。Fordonsmina 13(FFV 013)のライセンス生産)
- 83式地雷敷設装置
- 87式地雷散布装置(ヘリコプター装備)
- 92式対戦車地雷
- 94式水際地雷敷設装置
- 対人障害システム