Last-modified: 2022-08-17 (水) 20:08:01 (41d)

【高雄(重巡洋艦)】(たかお(じゅうじゅんようかん))

大日本帝国海軍一等(重)巡洋艦「高雄」。

昭和2年度艦艇補充計画で発注・建造された一等重巡洋艦。姉妹艦に「愛宕」「摩耶」「鳥海」がある。
日本で計画・建造された最後の一等重巡洋艦でもある。

設計では前級の「妙高?」型の攻撃力と防御力を維持しつつ、妙高型の問題点であった居住性の悪さ(艦内容積の不足)を改善、艦隊指揮能力を付加するために艦橋を大型化している。

各艦とも太平洋戦争中は各地で活躍し、多大な戦果を挙げたが高雄以外の3艦はレイテ沖海戦で相次いで沈没し、唯一生き残った高雄もレイテ沖海戦時の修理が終わらず、シンガポールで艦尾切断状態・行動不能で終戦を迎えた。

性能諸元

排水量基準:9,850t(計画)
愛宕:11,490t/13,400t(改装後)
全長203.76m
水線長192.5m
全幅18.999m/20.4m(改装後)
喫水基準:6.11m
満載:6.53m/6.32m(改装後)
機関ロ号艦本式重油専燃缶×12基(うち6基は空気余熱器付)
艦本式オールギヤード・タービン×4基
推進器スクリュープロペラ×4軸
最大出力130,000hp/133,000hp(改装後)
最大速力35.5ノット/34.2ノット(改装後)
航続距離14ノット/8,000海里
18ノット/5,050海里(改装後)
燃料重油:2,645t/2,318t(改装後)
乗員760名/900名(改装後)
装甲舷側:127mm(最大厚)、38mm(水線下)
水平:34〜46mm
主砲:25mm(前盾)、25mm(側盾)、25mm(天蓋)、25mm(後盾)
バーベット:38mm(甲板から上部)、25mm(甲板から下部)
弾薬庫:38mm〜76mm(舷側)、47mm(天蓋)
艦載機水上偵察機×3機/4機(改装後)
水上偵察機×2機(摩耶)
装備呉式二号射出機×2基
兵装
竣工時三年式二号 50口径20.3cm連装砲×5基
十年式 45口径12cm単装高角砲×4基
毘式62口径40mm単装機関砲×2基
61cm連装魚雷発射管×4基8門(九〇式魚雷×16本)
改装後三年式二号 50口径20.3cm連装砲×5基
八九式 40口径12.7cm連装高角砲×4基
九六式 60口径25mm連装機銃×4基
九三式 76口径13mm連装機銃×4基
61cm4連装魚雷発射管×4基16門(九三式酸素魚雷×24本)
摩耶
(昭和19年)
三年式二号 50口径20.3cm連装砲×4基
八九式 40口径12.7cm連装高角砲×6基
61cm4連装水上魚雷発射管×4基(九三式酸素魚雷24本)
九六式 60口径25mm機銃×連装6基、3連装×6基
九三式 76口径13mm連装機銃×2基

同型艦

艦名主造船所起工進水就役除籍備考
高雄横須賀海軍工廠1927.4.281930.5.121932.5.311947.5.31946.10.29
マラッカ海峡で海没処分
愛宕呉海軍工廠1927.4.281930.6.161932.3.301944.12.201944.10.23
レイテ沖海戦で戦没*1
摩耶神戸川崎造船所1928.12.41930.11.81932.6.301944.10.23
レイテ沖海戦で戦没*2
鳥海三菱造船
長崎造船所
1928.3.261931.4.51932.6.301944.10.25
サマール沖海戦で戦没*3



*1 米潜水艦「ダーター(USS Darter, SS-227)の雷撃による。
*2 米潜水艦「デイス (USS Dace, SS-247)」の雷撃による。
*3 米空母艦載機の空襲による。

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