Last-modified: 2023-08-04 (金) 22:51:07 (52d)
【航空整備士】 †
aircraft mechanic*1.
航空機の整備や点検を行う技術者、またはその職業。
運用中の航空機に発生しうる機械的事故を未然に防ぐ役割を持つ。
日本(民間航空) †
航空法で定められた国家資格である。
軽微な修理までを行える「運行整備士」と、小修理まで行える「整備士」の二種類がある。
またそれぞれが大型航空機を扱う「一等」と、小型航空機を扱う「二等」に分かれている*2。
軽微な修理は複雑でなく、発動機を作動しての点検を必要としない簡単な作業。
小修理は調整等が必要となり、場合により発動機の作動を求められる作業。
大修理は完全な点検が不可能な作業であり、実施する際には国土交通大臣の認可を必要とする。
二等は飛行機、回転翼機、滑空機、飛行船の区分ごとに、またエンジンがピストンかガスタービンかによって限定条件がある。
一等は機種ごとに限定条件があり、例えば「B777限定の一等整備士」はB777の確認しか行えない。
航空整備士としての就職を目指す学生は、まず「飛行機・ピストン」限定の二等航空整備士資格を取得することを目標とする。
一等航空整備士は、企業での実務経験を5〜10年ほど経た上で取得するのが一般的。
関連:航空工場整備士 航空法
自衛隊 †
自衛隊では、防衛大臣が発行する航空従事者技能証明「整備士」を保有する以下のような職種の隊員が航空機の整備にあたっている。