Last-modified: 2023-10-12 (木) 18:44:22 (49d)
【航空教育集団】 †
Air Training Command.
航空自衛隊の組織の一つで、防衛大臣―航空幕僚監部に直属し、航空自衛官の教育・訓練にあたる部隊を統括する高級司令部。
また、航空総隊・航空支援集団・航空開発実験集団及び補給本部と共に、空自の5個メジャーコマンドを構成している。
司令部は静岡県・浜松基地に置かれ、隷下に2個航空団・3個飛行教育団*1などを置いている。
また、幹部候補生学校(奈良県・奈良基地*2所在)*3及び4個術科学校を隷下に置いている。
司令官には空将(乙)、副司令官には空将補があたっている。
主な隷下組織 †
- 第1航空団(所在地:浜松):T-4(日本)・T-400を装備。
- 第4航空団(所在地:松島):F-2B及びT-4(日本)を装備。
- 第11飛行教育団(所在地:静浜):T-7(日本)を装備。
- 第12飛行教育団(所在地:防府北)*4:T-7(日本)を装備。
- 第13飛行教育団(所在地:芦屋):T-4(日本)を装備。
- 航空教育隊(所在地:防府南*5)
- 飛行教育航空隊(所在地:新田原):F-15J/DJ及びT-4(日本)を装備。
- 教材整備隊(所在地:浜松)
- 幹部候補生学校(所在地:奈良)
- 第1術科学校(所在地:浜松):F-15、F-2(日本)、T-4(日本)及びT-7(日本)を装備*6。
- 第3術科学校(所在地:芦屋)
- 第4術科学校(所在地:熊谷)
- 第5術科学校(所在地:小牧)*7
*1 隷下の「航空団」と「飛行教育団」の差異は、前者が創設当時、実戦(戦闘機)部隊を隷下に置いていたのに対し、後者は創設当初より教育部隊として活動していた点である。
*2 余談だが、同基地は奈良県下唯一の自衛隊施設(地方協力本部を除く)でもある。
*3 なお、幹部学校(東京都・目黒基地所在)は防衛大臣直轄組織である。
*4 航空学生として入隊した隊員はまず同団で教育を受ける。
*5 一部部隊は熊谷基地に所在。
*6 学生の教育用として装備している。
*7 自衛隊における航空交通管制のスキルを養成する学校。
このため、航空自衛官だけではなく、この職種に就く陸上・海上自衛官の特技教育も受け持っている。