Last-modified: 2022-11-26 (土) 14:19:21 (306d)
【軽水炉】 †
原子炉のうち、減速材や冷却材として軽水(ふつうの蒸留水)を使うもの。
軽水は中性子?を吸収しやすいため、核燃料として濃縮したウラニウムなどを用いる必要がある。
しかし重水炉に比べて建造や運用などが容易であり、また黒鉛炉に比べてエネルギー効率が優れるため、現在では軽水炉が原子炉の大半を占める。
反応の過程でプルトニウムを生成しづらく、核兵器開発への転用は難しい*1。
このため、北朝鮮ではKEDO?において軽水炉の建設がすすめられていたが、同国が核兵器の保有を宣言したため、現在では建設が凍結されている。
軽水の取り扱いによって、加圧水型原子炉と沸騰水型原子炉に大別される。