Last-modified: 2016-03-27 (日) 11:22:42 (426d)

【軍事顧問】(ぐんじこもん)

国家の公式な要請(または宗主国による強要)に基づき、他国に赴いて他国の軍に参画する人間。
原則として友好国から派遣された正規の軍人であるが、孤立した国が民間軍事会社から雇う場合も見られる。

基本的には軍政専門家・訓練教官・指揮官・参謀などであり、原則として前線要員は含まない。
前線要員を現地で用立てられないほど逼迫した情勢である場合、軍事顧問ではなく、義勇軍として軍団ごと進駐する事になる。
もっとも、その場合も現地の内戦紛争を平定しつつ、事後または同時並行的に軍事顧問が現地の軍に指導を行う。

こうした軍事顧問を派遣する側の主な企図は、治安維持や紛争に対処できる戦力を、本国の予算を費やさずに確保する事にある。
また、地政学上の要地に位置する後進国に対して、諜報的・外交的な浸透を行うために軍事顧問を派遣する場合もある。
最も典型的な事例は帝国主義時代の列強植民地に派遣したもので、植民地の紛争や暴動を現地人の手で鎮圧させる事を目的としていた。

このため、反政府テロリストの視点で見れば軍事顧問は侵略者の尖兵で、植民地政策の一環であるという事になる。
実際問題、確固たる地盤を持った独立国は軍事顧問を必要としないし、軍事顧問を必要とする国は国防上の問題を抱えている。


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