Last-modified: 2022-05-11 (水) 22:22:19 (55d)

【空挺部隊】(くうていぶたい)

Airborne/Para-trooper*1.

進部隊」の略。
空挺降下による展開を想定して編成された歩兵部隊
航空機によって敵の戦線や山岳・大河・海などの要害を飛び越えて降下し、敵地の後方に浸透する事を主任務とする。
その後は現地に空挺堡を構築して防御戦闘を行いつつ、可能なら兵站破壊や敵前線包囲にかかる。

輸送機の性質上、あまり重量のある兵器は展開させることができず、装備はあまり潤沢でない。
現代では車輌を降下させる事も可能だが、重量制限は非常に厳しい*2
そのため、友軍との連携が断たれればすぐさま敵中に孤立し、玉砕投降の憂き目を見ることもままある。

このように、危険で過酷な任務を受け持つため、訓練もそれを想定して高度かつ過酷なものとなる。
入隊時の審査も厳しく、精鋭部隊・エリート部隊とみなされる事も多い*3
また、空挺降下という任務の性質上、特殊部隊の母体となる事もある。

関連:マーケット・ガーデン作戦 ヘリボーン

各国の主な空挺部隊

日本

アメリカ合衆国

  • 第18空挺軍団(英:将 Airborne Corps)(陸軍
  • 第11空挺師団「エンジェルズ」*6(英:11th Airborne Division)(陸軍
  • 第173空挺旅団「スカイ・ソルジャーズ」*7(英:173rd Airborne Brigade)(陸軍

ロシア連邦

  • ロシア連邦空挺軍(露:Воздушно-десантные войска Российской Федерации)
    • 第7親衛山岳・空中襲撃師団
    • 第76親衛空中襲撃師団
    • 第98親衛空挺師団
    • 第106親衛空挺師団
    • 第11独立親衛空中襲撃旅団
    • 第31独立親衛空中襲撃旅団
    • 第56独立親衛空中襲撃旅団
    • 第83独立親衛空中襲撃旅団

フランス

  • 第11落下傘旅団(仏:11e Brigade Parachutiste)(陸軍
    • 第1驃騎兵落下傘連隊
    • 第1猟兵落下傘連隊
    • 第2外人落下傘連隊
    • 第3海兵歩兵落下傘連隊
    • 第8海兵歩兵落下傘連隊
    • 第35砲兵落下傘連隊
    • 第17工兵落下傘連隊
    • 第1輜重落下傘連隊

ドイツ

  • 即応戦力師団(独:Division Schnelle Kräfte)*8(陸軍)
    • 第1空挺旅団
    • 第11空中機動旅団(オランダ陸軍との共同旅団)

カザフスタン

  • 空中機動軍(香:Аэроұтқыр әскерлері)
    • 第35親衛空中襲撃旅団
    • 第36空中襲撃旅団
    • 第37空中襲撃旅団
    • 第38空中襲撃旅団

イタリア

  • フォルゴーレ*9空挺旅団(伊:Brigata Paracadutisti "Folgore")(陸軍

ポーランド

  • 第6空挺旅団(波:6 Brygada Powietrznodesantowa)(陸軍)

*1 直訳すれば「落下傘騎兵」の意。
*2 主力戦車や大型自走榴弾砲などを持ち込むのは構造的にも不可能に近い。
*3 一例として、旧ソ連陸軍では7個師団あった空挺部隊のすべてに「親衛」の称号が与えられていた。
  これはソビエト解体後も受け継がれており、ロシア空挺軍及びカザフスタン空中機動軍には「親衛」の称号を持つ師団旅団が存在している。

*4 主にグライダーによる展開を任務としていた部隊。
*5 「航空強襲(英:Air Assault)」の副称号も与えられている。
*6 1943年2月に初めて発足。太平洋戦線で活躍し、ベトナム戦争期におけるヘリボーン作戦の理論研究と実用性調査のために運用された後、1965年6月に廃止された。
  2022年の夏に第1軍団隷下の「在アラスカ陸軍(英:United States Army Alaska)」を改編して再発足する予定。

*7 アメリカ欧州軍在欧陸軍の指揮下に存在。
*8 2014年1月までは「特殊作戦師団(独:Division Spezielle Operationen)」の名称で活動していた。
*9 イタリア語で「雷鳴」「稲妻」を意味しているという。

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