Last-modified: 2022-04-17 (日) 11:02:23 (532d)
【韓国中央情報部】 †
概要 | |
創設日 | 1961年5月20日 |
所属国 | 大韓民国(韓国) |
所在地 | ソウル特別市 中区 |
英:Korean Central Intelligence Agency(KCIA) 韓:대한민국 국가정보원
1960年代、朴正煕政権時代の大韓民国に存在した情報機関兼、秘密警察組織。
朴ら軍事革命委員会による「5・16軍事クーデター」が成功した後、すぐに設立された。
組織の本来任務は北朝鮮に対する諜報活動と同国から送り込まれてくるスパイの摘発だったが、軍事政権時代には反政府運動の取り締まりも行い、政権に反対する国民を拷問・誘拐し、時には死に至らしめる事もあった為、当時の韓国国民から大いに恐れられた。
また、KCIAによる活動は国外にも及び「東ベルリン事件」や「金大中事件」をも引き起こした。
そして1979年には、当時のKCIA部長、金載圭が朴正煕大統領を暗殺。翌年1月に内乱目的殺人及び内乱未遂の罪で絞首刑に処されている。
1981年に全斗煥大統領はKCIAを「国家安全企画部*1」に再編・拡大したが、1999年、金大中大統領によってこれも廃止され、権能が大幅に縮小した大統領直属機関として「国家安全院*2」を新設した。
2020年7月には文在寅大統領が、政治介入の防止という名目で、国家情報院の対共捜査権を警察へ移任し、国内での情報活動を廃止する国家情報院法の改正案を提出。
同年12月に国会で可決され、組織名称も「対外安保情報院」へと改称される予定である。