Last-modified: 2015-01-01 (木) 23:15:19 (844d)

【乾パン】(かんぱん)

明治時代、日本軍が兵士に携行させる戦闘糧食として開発した食品。
完全に乾ききるまで堅く焼き締めた板状のパンで、乾いているため比較的長く保つ。

いわゆるビスケットの一種だが、菓子のビスケットより味が薄く、また堅い。
一口サイズに成形された製品が一般的だが、大きな物を割って食べる場合もある。
何度も連食する事を考えた薄い味付けであるため、金平糖・水飴・オレンジスプレッド*1などを同梱して味覚を調節することがある。

現在では、自衛隊の非常糧食や官給の災害救援物資などとして採用されている。
市場では分類上「菓子」とみなされているが、基本的には保存食・食材として用いられる。

軍用として考案された性質上、「佳味に過ぎるものは浪費を招くため不適格」とされた。
このため、嗜好品としての評価は現代の菓子に互し得るものではない。
ただし家庭であれば揚げる・砕く・汁に浸すなど再調理の余地がいくらでもある。


*1 チューブに入っているため、そのまま口ですすって乾パンと一緒に食べる事が多い。

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