Last-modified: 2017-03-22 (水) 19:04:12 (5d)

【加賀】(かが)

現在の石川県南部地方を表す旧国名(原義)。
以下の通り、旧日本海軍及び海上自衛隊の艦名として採用されている。

航空母艦(旧日本海軍)

太平洋戦争で活躍した日本海軍の航空母艦

当初は「八八艦隊計画」の一角である「土佐」型超ド級戦艦の二番艦として計画・起工されたが、ワシントン海軍軍縮条約が締結されたため、「土佐」ともども廃艦になる予定だった。
しかし航空母艦に改造される予定だった「赤城」の姉妹艦「天城」が、横須賀工廠で関東大震災により被災・大破し、廃艦処分とされたため、急遽航空母艦へ改造されることになった。*1

就役当初、飛行甲板は二段式、排煙方式は長い煙路を上部飛行甲板直下の両舷に這わせて艦尾で排出するというものだった*2が、昭和10年の大改装工事で赤城と共に一段飛行甲板に、排煙は従来の煙突に改められた。

太平洋戦争では、南雲忠一中将指揮下の「第一航空艦隊」に属し、真珠湾攻撃・ラバウル攻撃等に参加(インド洋海戦は座礁による損傷のため不参加)し、艦載機と搭乗員の練度があいまって大きな戦果を残していたが、1942年6月のミッドウェイ海戦に出撃した際、SBD「ドーントレス」艦上爆撃機急降下爆撃により1,000lb爆弾4発を被弾し(同海戦の日本空母では一番多く被弾)、艦橋のそばにあった航空機用ガソリンを満載した給油タンク車に一発が直撃し爆発した後*3、航空魚雷や爆弾、甲板上に出ていた艦載機に次々と誘爆した後、メインのガソリン庫に引火して大爆発を起こし沈没した*4

性能諸元
主造船所川崎重工業神戸造船所
横須賀海軍工廠(航空母艦への改装)
起工1920.7.19
(戦艦「加賀」として)
進水1927.11.17
竣工1928.3.31
除籍1942.8.10
その後1942.6.5 ミッドウェー海戦にて喪失
備考竣工時改装後
排水量
基準/公試
26,900t38,200t/42,541t
全長238.5m247.65m
水線長-240.30m
全幅29.6m32.50m
吃水7.9m9.5m
飛行甲板171.4m×30.5m(上段)248.60m
機関蒸気タービン方式 4軸推進
主缶ロ号艦本式専焼缶×12基ロ号艦本式専焼缶×8基
主機ブラウン・カーチス式
タービン×4基
ブラウン・カーチス式タービン×2基
艦本式タービン×2基
馬力91,000hp127,400hp
速力
(最大/巡航)
27.5kt28.3kt/16kt
航続距離8,000カイリ/14kt10,000カイリ
乗員1,269名1,708名
兵装三年式50口径20cm連装砲×2基4門
同単装砲×6門
八九式45口径12cm連装高角砲×6基12門
三年式50口径20cm単装砲×10基10門
八九式40口径12.7cm連装高角砲×8基16門
九六式25mm連装機銃×11基22門
装甲舷側:152mm〜279mm
傾斜:14.0°〜15.0°
搭載機三式艦上戦闘機?×16機
一〇式艦上偵察機?×16機
一三式艦上攻撃機?×28機
合計60機
常用72機、補用18機
1941年12月7日常用機:
零式艦戦×18機
九九艦爆×27機
九七艦攻×27機


ヘリコプター搭載護衛艦(ヘリコプター空母・海上自衛隊)

JS Kaga(DDH-184).

海上自衛隊いずも級ヘリコプター搭載護衛艦ヘリコプター空母)2番艦。
2012年度(平成24年度)防衛予算で発注され、2015年8月27日に進水、2017年3月に就役した。

艦の要目はいずもの項を参照のこと。


*1 ちなみに僚艦「土佐」は未完成のまま海軍に引き渡され、標的艦として使われた。
*2 このため、煙路のすぐ近くにあった准士官の居室は室温が摂氏40度という劣悪な居住環境になってしまった。
*3 この時、爆風によって艦橋が基部を除いて大破した。
*4 しかし、アメリカの潜水艦の中に、炎上する加賀に接近して魚雷を発射したと証言する艦長もいる。

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