Last-modified: 2023-03-11 (土) 10:31:14 (269d)
【下地島空港】 †
沖縄県宮古島市の下地島に所在する地方管理空港。
日本で唯一の民間航空操縦士訓練用空港として、1979年に開港した。
開港当時から訓練用として設計されていた為、滑走路の両端にILSが設置されている、日本でトップクラスの地上設備を備えている空港である*1。
1994年までは那覇〜下地島間に南西航空(現在の日本トランスオーシャン航空(JTA))による民間定期便が就航していたが、乗客数が少ないために廃止されてしまった。
その後、2019年3月に新ターミナルが開業し、ジェットスター・ジャパン社が成田空港や関西国際空港からの*2、香港エクスプレスが香港からの定期便を開設した。
また、2020年10月からはスカイマークが羽田空港からの定期便を開設している。
かつては日本航空や全日空が訓練を行っていたが*3、現在は国内航空各社*4や官公庁*5、キャセイ・パシフィック航空*6が訓練用飛行場として用いている。
民間旅客機のタッチ・アンド・ゴーが見物できるほか、機体が着陸進入時に珊瑚礁と絡める構図を取りやすいので、撮影目的で訪れる人も少なくない。
Photo:沖縄県
空港情報 †
就航路線 †
*1 東京国際空港をはじめとする国内の空港のほとんどは、滑走路の片側にしかILSが置かれていない。
*2 後に新型コロナウイルス(COVID-19)による旅客減により、季節便に格下げされている。
*3 同空港からの撤退後、日本航空はグアム国際空港を、全日本空輸は中部国際空港を訓練に用いている。
*4 JTA、ソラシドエア、AIRDO、琉球エアーコミューター(RAC)が訓練を行っている。
*5 海上保安庁や国土交通省航空局。
*6 系列のキャセイドラゴン航空の訓練も予定している。
*7 ジェットスター・ジャパン(JJP)とのコードシェア便。
*8 国際線との乗り継ぎのみ。