Last-modified: 2016-12-03 (土) 17:49:17 (322d)

【音楽隊(自衛隊)】(おんがくたい(じえいたい))

自衛隊において、諸外国の軍楽隊に相当する任務を受け持つ部隊

基本的には職種職域としての「音楽科」に属する隊員で構成された部隊を指すが、基地・駐屯地ごとの余暇の集まりを含める場合もある。

なお、音楽科隊員は有事には警務隊の支援にあたる。

隊員の採用

音楽隊に配属される隊員になるには、自衛官採用試験*1を受ける他、各音楽隊で行われる説明会で実技を行う必要がある。
入隊後は自衛官としての基礎教育を一般隊員と共に受けた後*2、各自衛隊の大臣直轄音楽隊(陸自は中央音楽隊、海自は東京音楽隊、空自は航空中央音楽隊)で特技教育を受け、修了後に各音楽隊へ配属される。

現在、音楽隊に採用される者のほとんどは音楽大学(短大)・専門学校の卒業生であるという。

近年では吹奏楽の各パートの他、ピアノ・声楽*3・ハープなどのパートで採用される隊員もいる。

陸海空自衛隊の「音楽隊」一覧

  • 陸上自衛隊
    • 中央音楽隊(埼玉県・朝霞駐屯地)
      ※防衛大臣直轄部隊。
       第302保安警務隊*4と共に「特別儀仗隊」を編成し、国賓などに対する栄誉礼での奏楽を行うこともある。
    • 北部方面音楽隊(北海道・真駒内駐屯地)
      ※1972年の札幌冬季オリンピックでは中心的音楽隊として活動した。
    • 東北方面音楽隊(宮城県・仙台駐屯地)
      ※仙台七夕まつりではパレード演奏に参加。
       また、2011年の東日本大震災に伴う災害派遣では、被災地各所で50回以上の慰問・激励演奏を実施した。
    • 東部方面音楽隊(埼玉県・朝霞駐屯地)
    • 中部方面音楽隊(兵庫県・伊丹駐屯地)
      ※1970年の大阪万博や1990年の「国際花と緑の博覧会(花博)」などへ参加した他、毎年6月に開催される「3000人の吹奏楽」に通算38回出場している。
    • 西部方面音楽隊(熊本県・健軍駐屯地)
    • 第1〜第15音楽隊(各師団及び旅団隷下)
    • 富士教導団音楽隊(静岡県・富士駐屯地)
      ※富士駐屯地を訪れる内外要人への儀礼のために編成された部隊。
  • 海上自衛隊
    • 東京音楽隊(東京都・上用賀基地)
      ※防衛大臣直轄部隊。
    • 大湊音楽隊(青森県・大湊基地)
    • 横須賀音楽隊(神奈川県・横須賀基地)
    • 舞鶴音楽隊(京都府・舞鶴基地)
    • 呉音楽隊(広島県・呉基地)
    • 佐世保音楽隊(長崎県・佐世保基地)
    • 練習艦隊司令部音楽隊
      ※各音楽隊から選抜された要員で編制。
       非常設の部隊で、毎年の遠洋練習航海に際して編成される。
  • 航空自衛隊
    • 航空中央音楽隊(東京都・立川分屯基地)
      ※防衛大臣直轄部隊。
    • 北部航空音楽隊(青森県・三沢基地
    • 中部航空音楽隊(静岡県・浜松基地
    • 西部航空音楽隊(福岡県・春日基地)
    • 南西航空音楽隊(沖縄県・那覇基地
      ※自衛隊唯一のビッグバンド編成の音楽隊。

*1 自衛官候補生、もしくは一般曹候補生の採用試験。
*2 音楽隊では演奏の際、士であっても曹と同じ服装を着用する。
  そのため、海上自衛隊で一般の海士が着用する「セーラー服」などは音楽隊に配属された時点で返納される。

*3 陸自の中部方面音楽隊、及び海自の東京音楽隊にこのパートで採用された隊員が在隊している。
*4 東京都・市ヶ谷駐屯地所在。東部方面警務隊隷下。

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