Last-modified: 2015-08-11 (火) 21:59:53 (656d)

【安全線】(あんぜんせん)

Safety lock wire.

ネジの緩み留めに用いられる針金。
航空自衛隊では、英語の「Safety lock wire」の略である「セフティ」と呼ばれることが多い。

ネジは加速度や振動などの負荷を受けると徐々に緩み、最終的に脱落する。
これを防ぐために安全線をネジに噛ませ、連結させたり固定部に結びつけて脱落を防止する。
安全線を想定したネジは、頭部に針金を通すための穴が複数個設けられる。

また、戦闘機マスターアームスイッチを安全線で固定する事もある。
これにより、安全線が千切られた形跡*1がなければ不時発射であったとわかる。
航空自衛隊F-2戦闘機の場合、マスターアームスイッチを安全線で固定するための専用金具がマスターアームスイッチのやや下に取り付けられており、実弾もしくは発射可能な訓練弾を搭載する際には安全線で固定することがTOにより義務付けられている。

諸外国の軍では、このような措置が緊急時の生還を困難にするのは明白であるため、普通は行われない*2


*1 通常安全線はステンレス製であるが、ステンレスは強度が高く操作の妨げとなるため、マスターアームスイッチの固定には強度の低い極細の銅製安全線を用いる。
*2 ROEの整備が不十分な現代日本のような極度の軍政的制約がない限り、「先制攻撃を行わなかった事を証明するために味方将兵を死なせる」事はふつう正当化できない。

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