Last-modified: 2022-08-09 (火) 21:42:19 (111d)

【ヴァンガード1号】(う゛ぁんがーどいちごう)

Vanguard 1.

1958年、アメリカ海軍が打ち上げた実験用人工衛星*1
(軌道投入に成功したものとしては)世界で4機目の人工衛星であり、また、電源に太陽電池パネルを使用した初の衛星でもあった。

アメリカが打ち上げ、軌道投入に成功した衛星としては2機目*2になる。

また、1964年に地上との通信が途絶するまで交信が続けられ、その後もスペースデブリとして衛星軌道上にとどまり続けており*3、現在では、人類が打ち上げた人工天体の中で「現存する最古のもの」となっている*4

当初の計算では2,000年間軌道周回が可能と見積もられていたが、太陽の輻射圧の影響で大きな抗力が発生し、現在では減衰するまで約240年と計算されている。

スペックデータ

打ち上げ機ヴァンガードロケット
国際衛星識別符号?
(COSPAR ID)
1958-002B
重量1.47kg
直径152mm
アンテナ幅0.91m
軌道要素
軌道長半径8,689.7km
離心率0.1909
軌道傾斜角34.25°
遠点高度3,969km
近点高度654km
軌道周期134.2分



*1 当時、アメリカ合衆国の宇宙機関となるNASAは存在しておらず、アメリカにおける人工衛星の打ち上げは陸軍海軍空軍が個別に行っていた。
*2 1機目は陸軍弾道ミサイル局が打ち上げた「エクスプローラー1号」である。
*3 本機の軌道を解析することにより、地球が完全な回転楕円体ではなく、南北で非対称な形状をしていることなどが明らかになっている。
*4 これ以前に打ち上げられた「スプートニク1号」や「エクスプローラー1号」などはすでに消滅している。

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