Last-modified: 2017-09-09 (土) 07:19:08 (100d)

【ルックダウン】(るっくだうん)

航空機用のレーダーに実装される機能の一つ。
自機より著しく低い高度で飛んでいる飛翔体を捕捉する能力。

レーダーは電波を飛ばし、物体に衝突して跳ね返ってきた電波を探知して影像を得ている。
走査する方位が水平か上方である場合、物体に当たらなかった電波はそのまま減衰して消えていく。
しかし下方に走査すると、地面や水面に当たった電波も跳ね返ってくるため非常に“眩しい”状態になる。
波長の長いレーダー波は分解能が低いため、そうした状態から特定の物体の輪郭だけを抽出するのは不可能に近い。

この問題に対して、初期のレーダーは「下方は走査できないものとする」という単純な方策で対処していた。
しかし、それは「地形追随飛行を行えばレーダーを欺瞞できる」という致命的な脆弱性を意味する。

この状況は1980年代、パルスドップラーレーダーの開発と電子計算機の進歩によって解決可能となった。
ドップラー効果を利用して相対速度を計測する事により、高速で動いているものの影像だけを抽出できる。

関連:シュートダウン パルスドップラーレーダー


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