Last-modified: 2020-10-04 (日) 07:01:08 (968d)
【リスクシェアリングパートナー】 †
Risk Shareing Partner(RSP).
航空機やタービンエンジンなど、莫大な開発費を必要とする機械の製造・設計にあたり、開発費やマネージメントのリスクを一部分担し、共同開発に参画する企業、または契約形態のこと。
この方式を採用すると、主体となる企業は(一社でまかなうことの難しい)開発資金をサプライヤーとなる企業に一部分担してもらうことができる。
一方でリスクを負担するサプライヤーは、下請けとは違って失敗のリスクをも負うため、その割合に応じた作業分担による仕事を得る。
例えば、ボーイング社製の中型旅客機・B787の開発プロジェクトでは、リスクシェアリングパートナーとして開発費と作業分担の35%を日本企業*1が負っていた。
これは、主生産企業となるボーイングの負担分と同率となっている。