Last-modified: 2019-04-07 (日) 23:25:04 (161d)

【ランセン】(らんせん)

SAAB 32 "Lansen". (スウェーデン語で「槍」の意)

バンパイア?トゥンナンの後継として、スウェーデンのサーブ社が開発した戦闘攻撃機偵察機

1940年代後半から開発が始まり、1952年に初飛行、1953年から部隊配備が開始された。
主翼トゥンナンと同じく後退翼だが、より強い後退角(35度)を持ち、後縁に大きなファウラーフラップが取り付けられている。
エンジンはRR社製エイヴォンMk100ライセンス化したRM5Aターボジェットエンジン1基を搭載する。
航法偵察レーダー・電波高度計・爆撃/ロケット射撃用火器管制装置など、当時最新のアビオニクスにより全天候対応能力を保有。
固定武装にADEN 30mm機関砲4門を搭載するほか、翼下にAIM-9や無誘導空対空ロケット弾空対艦ミサイル等を搭載できる。

1960年の生産終了までに450機が生産され、偵察型と標的曳航機型は1997年まで運用された。

スペックデータ(J32B)

乗員2名
全長14.94m
全高4.65m
翼幅13.0m
翼面積37.4
空虚重量7,500kg
最大離陸重量13,500kg
エンジンスヴェンスカ・フリグモーター RM5Aターボジェット×1基
スヴェンスカ・フリグモーター RM6Aターボジェット×1基(J32B)
推力35.3kN/44.1kN(A/B使用時)(RM5A)
6,900kg(A/B使用時)(RM6A)
最高速度1,200km/h
航続距離2,000km
実用上昇限度15,000m
上昇率100m/s
固定武装ADEN 30mm機関砲×4門(装弾数90発)
兵装翼下に下記兵装を搭載可能。
Rb24AAM×4発
Rb04C空対艦ミサイル
通常爆弾
75mm空対空ロケット弾ポッド×4基
増槽
照明弾


バリエーション(カッコ内は生産機数)

  • A32A(287機):
    初期生産型で全天候対地・対艦攻撃機型。
    機首にヒスパノMk.V 20mm機関砲4門を搭載し、Rb04空対艦ミサイル×2発または無誘導ロケット弾ポッド×2基を搭載可能。

  • J32B(120機(試作機2機含む)):
    全天候戦闘機型。
    エンジンはスヴェンスカ・フリグモーターRM6Aターボジェット(ロールス・ロイス エイヴォンMk.47Aのライセンス生産型)を搭載する。
    機体構造が強化され、射撃照準装置を兼ねた全天候型FCS赤外線センサー等の電子装備が搭載された。
    固定武装はADEN 30mm機関砲4門に換装され、Rb24AAMまたは75mmロケット弾ポッドを搭載可能。

  • S32C(45機):
    A32Aの写真偵察機型。
    PS-432/A偵察レーダーとカメラ4基(SKa17偵察カメラ×2とSKa18偵察カメラ×2)を搭載。
    主翼下には照明弾12発を装備できる。

  • J32D(6機):
    J32Bの標的曳航機型。

  • J32E(14機):
    最終生産型でJ32ベースの電子戦機型。電子戦訓練機としても使用される。
    ECM任務用装備(G24妨害システム、AdrianまたはPetrusレーダージャミングポッド)を搭載できる。

  • J32AD:
    レーダーを搭載しない昼行戦闘機型。
    固定武装は20mm機関砲×4門、30mm機関砲×1門を搭載。
    トゥンナンドラケンの間を埋める暫定的な解決策として提案されたが、ホーカーハンター?を導入したため製造されず。

  • J32U:
    J32の発展型として主翼を再設計し、ロールス・ロイスRA19Rエンジンを装備した型。製造されず。


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