Last-modified: 2015-01-09 (金) 11:11:25 (951d)

【ランセン】(らんせん)

SAAB 32 "Lansen*1".
バンパイア?トゥンナンの後継として、スウェーデンのサーブ社が開発した複座全天候型の戦闘攻撃機偵察機

1940年代後半から開発が始まり、1952年に初飛行、1953年から部隊配備が開始された。
主翼トゥンナンと同じく後退翼だが、より強い後退角(35度)を持ち、後縁に大きなファウラーフラップが取り付けられている。
エンジンはRR社製エイヴォンMk100ライセンス化したRM5Aターボジェットエンジン1基を搭載するほか、航法偵察レーダーや電波高度計、爆撃/ロケット射撃用コンピュータなど当時としては最新のアビオニクスが搭載された。
固定武装にADEN 30mm機関砲4門を搭載するほか、翼下にAIM-9や無誘導空対空ロケット弾空対艦ミサイル等を搭載できる。

1960年の生産終了までに450機が生産され、偵察型と標的曳航機型は1997年まで運用された。

スペックデータ

乗員2名
全長14.9m
全高4.65m
全幅13.0m
翼面積37.4
空虚重量7,500kg
最大離陸重量13,600kg
エンジンスベンスカ・フリグモーター RM5Aターボジェット×1基
スベンスカ・フリグモーター RM6Aターボジェット×1基(J32B)
推力35.3kN/44.1kN(A/B使用時)(RM5A)
6,900kg(A/B使用時)(RM6A)
最高速度607kt
航続距離1,000nm
実用上昇限度15,000m
上昇率100m/s
固定武装ADEN 30mm機関砲×4門
兵装翼下に下記兵装を搭載可能。
Rb24AAM
Rb04C空対艦ミサイル
通常爆弾
75mmロケット弾ポッド
増槽
照明弾


バリエーション

  • A32A:
    初期生産型で全天候対地・対艦攻撃機型。

  • J32B:
    RM6Aターボジェットエンジンを搭載する全天候戦闘機型。
    機体構造が強化され、射撃照準装置を兼ねた全天候型FCS赤外線センサー等の電子装備が搭載された。
    AIM-9を搭載可能。

  • S32C:
    偵察レーダーとカメラを搭載する写真偵察機型。
    主翼下には照明弾12発を装備できる。

  • J32D:
    標的曳航機型。

  • J32E:
    最終生産型で電子戦機型。
    ECM任務用装備を搭載できる。


*1 スウェーデン語で槍の意。

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