Last-modified: 2020-08-22 (土) 08:22:38 (1127d)
【ムスダン】 †
北朝鮮軍が配備している中距離弾道ミサイル。
「ムスダン」は「テポドン」・「ノドン」同様アメリカが付けたコードネームで、北朝鮮側での呼称は「火星10号」である。
2007年4月25日に平壌で行われた朝鮮人民軍創設75周年記念パレードで初めて確認されたもので、旧ソ連製のR-27(NATOコードネーム:SS-N-6)SLBMを陸上発射型に改造したものと思われる。
誘導方式は慣性誘導、全長は約12メートルで、推定射程距離はテポドン1号をはるかに上回る2,500〜5,000kmと思われる。
実際の配備数は不明ながら、2009年現在15〜20基が実戦配備されていると予測されている。
また、イランにも18〜19発が輸出されたとされている。
スペックデータ(推定) †
全長 | 12.5m(弾頭部含む) |
直径 | 1.5m |
発射重量 | 12,000kg |
射程 | 3,200〜4,000km(オリジナルのR-27は2,500km) |
命中精度 | 1.3km CEP |
推進方式 | 1段式液体燃料ロケット |
燃料 | 非対称ジメチルヒドラジン、赤煙硝酸 |
エンジン | イサーエフ S5.38 |
ペイロード | 単弾頭 600〜1,200kg |
弾頭 | 核弾頭(12〜50kt)、生物・化学弾頭 |
誘導方式 | 慣性誘導 |
発射プラットホーム | MAZ-7916 TEL |