Last-modified: 2017-01-01 (日) 08:53:33 (290d)

【ミサイリアー】(みさいりあー)

  1. 目視外射程空対空ミサイルの発達により、戦闘機空対空ミサイルを運ぶだけの存在になる」
    というミサイル万能論の思想の下に構想・開発された、機関砲を持たず大量のミサイルのみで武装した大型の戦闘機
    代表的な機種はF-4「ファントム供MiG-25「フォックスバット」Tu-128?フィドラーなど。

    しかし、この構想は1960年代のベトナム戦争の戦訓から破綻をきたしてしまう。
    当時、アメリカ軍は機関砲を標準装備していないF-4を主力機として投入していたが、対戦した北ベトナム空軍のMiG-17MiG-19MiG-21はいずれも機関砲を装備し、軽量小型で俊敏な空戦機動を発揮していた。
    (政治的理由から)目視外射程での交戦を禁じられていたり(後に解禁)、ミサイルの保管・整備体制の不備、パイロットエビエーター)の間で伝えられてきた空中戦のノウハウ断絶などの要因から、米軍は思わぬ苦戦を強いられ、誤った思想であると世界的に認知されてしまった。
    AIM-7トップガンの項も参照のこと)

    このように一度は否定された本構想であるが、後年、更なる戦訓の蓄積や電子機器の小型化・高性能化・信頼性向上により、復権の兆しも見られている。
    JSF構想により開発されたロッキード・マーティンF-35では、空軍型のA型を除いて機関砲の装備が省かれている*1

  2. アメリカ海軍の艦載戦闘機・ダグラスF6D「ミサイリアー」。
    長射程ミサイルのみで武装した艦隊防空戦闘機として計画されたが、実用化されなかった。

*1 ただし、専用のガンポッドが用意されており、必要に応じ装備できるようになっている。

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