Last-modified: 2017-10-09 (月) 16:04:49 (14d)

【ミーティア】(みーてぃあ)

  1. Gloster Meteor
    イギリスのグロスター社が開発した、イギリス初にして連合軍初のジェット戦闘機
    1940年に開発が開始され、1942年に試作機が完成し、各種試験が行われた。
    量産型のミーティアF.MkIは1944年1月に初飛行し、同年夏には第616飛行隊が最初のジェット戦闘機部隊として編成された。
    また、1945年には一機が世界初のターボプロップエンジン搭載機として飛行した。

    しかし、性能的にはこの時実用化されていたドイツのメッサーシュミットMe262に比べるとかなり劣り、特に最高速度は668km/hと、当時の主力レシプロ戦闘機P-51テンペスト?にさえ劣っていた。
    よって専らV-1?等の迎撃に従事し、ユーラシア大陸上空での作戦行動は1945年になってからだった。
    戦後は、練習機型や偵察機型、夜間戦闘機型などの派生型の製造も行われ、海外への輸出もされた。
    性能は平凡な本機だったが、改良を加えられながらも1955年まで生産が続けられ、1970年代まで使い続けられた「他方での名作」だった。

    スペックデータ
    乗員1名
    全長12.57m
    全高3.96m
    全幅13.11m
    翼面積34.74
    自重3,700kg
    最大重量6,260kg
    エンジンロールスロイス W.2B/23C「ウェランド」ターボジェット推力771kg)×2基
    速度
    (最高/巡航)
    668km/h(高度3,050m)/不明
    航続距離521nm
    上昇限度12,200m
    海面上昇率2,150fpm(25m/s)
    武装ブリティッシュ・イスパノ Mk.II 20mm機関砲×4門

    【バリエーション(カッコ内は生産機数)】
    • G41(原型機8機):
      当機の社内モデル名。

    • Meteor F.Mk 1(20機):
      初期生産型。エンジンはRR社製ウェランド W2B/23C(推力771kg)を搭載。

    • Meteor F.Mk 2(1機):
      ハルフォードH.1(デハビランド ゴブリン)エンジン(推力1,230kg)搭載モデル。
      計画のみ。

    • Meteor F.Mk 3(210機):
      F.Mk Iの燃料増大型で大戦中の最終モデル。
      風防などを改修。エンジンはダーヴェントMk.1を搭載。

    • Meteor F.Mk 4(750機):
      RR社製W2B/37 ダーウェントMk.V(推力15.6kN)を搭載する戦後型。
      後期型は翼弦を短縮した事により全幅縮小、増槽を装着可能。

    • Meteor FR.Mk 5(1機):
      F.Mk IV改造の偵察機型。採用されず。

    • Meteor F.Mk 6:
      詳細不明。計画のみで製作されず。

    • Meteor T.Mk 7(650機):
      最初の複座複操縦装置付き練習機型。胴体が延長されている。

    • Meteor F.Mk 8(1,183機):
      最多生産モデルでF.Mk IVの大幅改良型。
      与圧式コックピットやマーチン・ベイカー社製射出座席を装備。
      エンジンはダーウェントMk.VIIIを搭載している。

    • Meteor F(TT).Mk 8:
      F.Mk 8改修の標的曳航機型。

    • Meteor T.Mk 8:
      F.Mk 8改修の単座練習機型。

    • Meteor FR.Mk 9(126機):
      F.Mk 8から発展した低高度用戦術偵察機型。機首にカメラ搭載。

    • Meteor PR.Mk 10(59機)
      非武装の高々度偵察機型。
      Mk3の主翼、Mk4の尾翼、Mk9の胴体を持つ。

    • Meteor NF.Mk 11(307機):
      複座の夜間戦闘機型。
      機首に機上迎撃レーダー搭載。武装は主翼内に搭載。

    • Meteor NF.Mk 12(100機):
      米国製レーダーを搭載する夜間戦闘機型。垂直安定板前縁整形が特徴。

    • Meteor NF.Mk 13(40機)
      NF.Mk 11から発展した夜間戦闘機型。熱帯用装備が施されている。

    • Meteor NF.Mk 14(100機):
      夜間戦闘機型最終モデル。視界を広く取った風防天井が特徴。

    • Meteor U.Mk 15:
      F.Mk IV改修の無人標的機型。

    • Meteor U.Mk 16:
      F.Mk 8改修の無人標的機型。

    • Meteor TT.Mk 20:
      英国海軍が使用するNF.Mk 11改修の標的曳航機型。

    • Meteor U.Mk 21:
      F.Mk 8改修の豪州向け無人標的機型。

    • Trent Meteor:
      生産型18号機(F.Mk I)を改修した世界初のターボプロップ装備機。

  2. MBDA Meteor
    ヨーロッパ合弁の兵器製造会社にして、世界第2位のミサイル製造会社であるMBDAが開発・製造するBVRAAM
    BAeダイナミクス社製のスカイフラッシュBVRAAMの後継として開発された。

    ユーロファイター・タイフーンへの搭載を目的として、FMRAAMと競争試作され、こちらが採用された。
    また、現在ではラファールグリペンへの搭載も進められている。
    100km以上の射程を備え、AIM-120に比べ約3倍ものノーエスケープゾーンを持つといわれる。

    派生型として、F-35の狭いウェポンベイに収まるよう小型化されたJNAAM*1が開発中である。
    こちらのシーカーは、日英で共同開発する可能性も検討されている。

    なお「ミーティア」とは英語での読み方であり、フランス語では音訳のMeteor(メテオ)、あるいは意訳のMeteore(メテオール)と呼ばれる。

    スペックデータ
    全長3.65m
    直径0.178m
    発射重量185kg
    射程100km+
    速度マッハ4+
    推進方式ダクテッドロケット推進
    弾頭爆風破片弾頭
    誘導方式慣性およびデータリンクを介すアップデート誘導(中間誘導
    アクティブレーダー誘導終末誘導
    信管レーダー近接または衝突

    参考リンク:http://saab-gripen.masdf.com/meteor.shtml

  3. ロールス・ロイス ミーティア
    ロールス・ロイス社が航空機用のマーリンエンジンを元に開発・生産していた戦車用エンジン。
    主にセンチュリオン?クロムウェル?コメットなどに搭載された。


*1 Joint New Air-to-Air Missile(統合新型空対空ミサイル)の略。

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