Last-modified: 2019-12-23 (月) 14:37:31 (34d)

【ミーティア】(みーてぃあ)

  1. Gloster Meteor.

    イギリスのグロスター社が開発した、イギリス初にして連合軍初のジェット戦闘機
    1940年に開発が開始され、1942年に試作機が完成し、各種試験が行われた。
    量産型のミーティアF.MkIは1944年1月に初飛行し、同年夏には第616飛行隊が最初のジェット戦闘機部隊として編成された。
    また、1945年には一機が世界初のターボプロップエンジン搭載機として飛行した。

    しかし、性能的にはこの時実用化されていたドイツのメッサーシュミットMe262に比べるとかなり劣り、特に最高速度は668km/hと、当時の主力レシプロ戦闘機P-51テンペスト?にさえ劣っていた。
    よって専らV-1?等の迎撃に従事し、ユーラシア大陸上空での作戦行動は1945年になってからだった。
    戦後は、練習機型や偵察機型、夜間戦闘機型などの派生型の製造も行われ、海外への輸出もされた。
    性能は平凡な本機だったが、改良を加えられながらも1955年まで生産が続けられ、1970年代まで使い続けられた「他方での名作」だった。

    スペックデータ(ミーティアF.8)
    乗員パイロット1名
    全長13.59m
    全高3.96m
    翼幅11.33m
    翼面積33
    翼型root:EC(12.5)40/0640
    tip:EC1040/0640
    空虚重量4,846kg
    総重量7,121kg
    エンジンロールスロイス ダーヴェント8遠心式ターボジェット×2基
    推力16kN(3,600lbf))
    最高速度マッハ0.82
    970km/h(高度3,000m)
    航続距離970km
    上昇限度13,000m
    海面上昇率36m/s
    高度到達時間9,100mまで5分
    翼面荷重219kg/
    推力重量比0.45
    武装ブリティッシュ・イスパノ Mk. 20mm機関砲×4門
    RP-3(60lb)3インチロケット弾×最大16発またはHVAR 5インチロケット弾×8発
    454kg爆弾×2発

    【バリエーション(カッコ内は生産機数)】
    • G41(原型機8機):
      当機の社内モデル名。

    • Meteor F.1(20機):
      初期生産型。
      エンジンはRR社製ウェランド W2B/23C(推力771kg)を搭載。

    • Meteor F.2(1機):
      ハルフォードH.1(デハビランド ゴブリン)エンジン(推力1,230kg)搭載モデル。
      計画のみ。

    • Meteor F.3(210機):
      本格量産型で大戦中の最終モデル。
      後方スライド式キャノピーを装備。エンジンはダーヴェントMk.1を搭載。

    • Meteor F.4(657機):
      RR社製W2B/37 ダーウェントMk.(推力15.6kN)を搭載する戦後型。
      胴体を延長して翼弦を短縮、与圧式コックピットを採用。増槽を装着可能。

    • Meteor FR.5(1機):
      F.4改造の写真偵察機型。採用されず。

    • Meteor F.6:
      F.4の主翼を後退翼とした型。計画のみで製作されず。

    • Meteor T.7(712機):
      F.4ベースの複座練習機型。胴体が延長されている。

      • Meteor T.7.5(T.8とも):
        ベルギーでのF.4改造型。F.8の尾部を取り付けていた。

    • Meteor F.8(1,183機):
      F.4の大幅改良型で最多生産モデル。
      T.7の延長胴体を使用し、与圧式コックピットやマーチン・ベイカー社製射出座席を装備。
      改良による重心位置移動に伴い、尾翼の形状も変更された。
      エンジンはダーウェントMk.爾鯏觝椶靴討い襦

    • Meteor F(TT).8:
      F.8改修の標的曳航機型。

    • Meteor T.8:
      F.8改修の単座練習機型。

    • Meteor FR.9(126機):
      F.8から発展した低高度用戦術偵察機型。機首にカメラ搭載。

    • Meteor PR.10(58機)
      非武装の高々度写真偵察機型。
      Mk.3の主翼、Mk.4の尾翼、Mk.9の胴体を持つ。

    • Meteor NF.11(331機):
      T.7ベースの複座夜間戦闘機型。
      機首に機上迎撃レーダーを搭載したため武装は主翼内に搭載。
      尾翼はF.8のものを装備している。

    • Meteor NF.12(100機):
      米国製レーダーを搭載する夜間戦闘機型。垂直安定板前縁整形が特徴。

    • Meteor NF.13(40機)
      NF.11から発展した夜間戦闘機型。熱帯用装備が施されている。

    • Meteor NF.14(100機):
      夜間戦闘機型最終モデル。バブルキャノピーが特徴。

    • Meteor U.15(92機):
      F.4改修の無人標的機型。

    • Meteor U.16(108機):
      F.8改修の無人標的機型。

    • Meteor TT.20:
      英国海軍が使用するNF.11改修の標的曳航機型。

    • Meteor U.21:
      F.8改修のオーストラリア空軍向け無人標的機型。

    • F.1 トレント・ミーティア:
      F.1にロールス・ロイス RB.50 トレントを装備したターボプロップ実験機。

    • F.8 プローン・パイロット:
      人間の耐G許容度を解明するため、機首にうつ伏せ式のコックピットを追加した実験機。

  2. MBDA Meteor
    ヨーロッパ合弁の兵器製造会社にして、世界第2位のミサイル製造会社であるMBDAが開発・製造するBVRAAM
    BAeダイナミクス社製のスカイフラッシュBVRAAMの後継として開発された。

    ユーロファイター・タイフーンへの搭載を目的として、FMRAAMと競争試作され、こちらが採用された。
    また、現在ではラファールグリペンへの搭載も進められている。
    100km以上の射程を備え、AIM-120に比べ約3倍ものノーエスケープゾーンを持つといわれる。

    派生型として、F-35の狭いウェポンベイに収まるよう小型化されたJNAAM*1が開発中である。
    こちらのシーカーは、日英で共同開発する可能性も検討されている。

    なお「ミーティア」とは英語での読み方であり、フランス語では音訳のMeteor(メテオ)、あるいは意訳のMeteore(メテオール)と呼ばれる。

    スペックデータ
    全長3.65m
    直径0.178m
    発射重量185kg
    射程100km+
    速度マッハ4+
    推進方式ダクテッドロケット推進
    弾頭爆風破片弾頭
    誘導方式慣性およびデータリンクを介すアップデート誘導(中間誘導
    アクティブレーダー誘導終末誘導
    信管レーダー近接または衝突

    参考リンク:http://saab-gripen.masdf.com/meteor.shtml

  3. ロールス・ロイス ミーティア
    ロールス・ロイス?社が航空機用のマーリン?エンジンを元に開発・生産していた戦車用エンジン。
    エンジンの主要な部品は軽合金から鋼に変更されたことにより重くなったが、耐久性が向上している。
    主にセンチュリオン?クロムウェル?コメットなどに搭載された。

    【主な搭載車輌】
    • センチュリオン?主力戦車
    • クロムウェル?巡航戦車?
    • コメット巡航戦車
    • コンカラー?重戦車
    • チャレンジャー巡航戦車
    • エクセルシアー?重突撃戦車(試作のみ)
    • トータス?重突撃戦車
    • FV4101「チャリオティア」?駆逐戦車
    • アヴェンジャー17ポンド自走砲

      スペックデータ
      種類V型12気筒
      排気量27.022リットル
      シリンダー内径140mm
      ピストンストローク150mm
      バルブ機構オーバー・ヘッド・バルブ(OHV)
      圧縮比6:1〜7:1
      燃料ガソリン
      冷却方式水冷式
      出力550〜650bhp(410〜480kW)
      600bhp/2,400rpm(Mk.A)
      トルク出力2,160kg/m


*1 Joint New Air-to-Air Missile(統合新型空対空ミサイル)の略。

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