Last-modified: 2019-05-29 (水) 07:25:26 (82d)

【マーチン2-0-2】(まーちんにいぜろに)

Martin 2-0-2.

第二次世界大戦後の1940年代後半、アメリカのマーチン社(現在のロッキード・マーチン社)が開発・生産した双発レシプロ旅客機

ダグラスDC-3の後継として開発・生産された。
機体はDC-3よりやや大きく、速度もDC-3よりやや早く、ペイロードもDC-3よりやや多い、とオーソドックスに性能向上が図られた設計。
しかし、機体構造や安全性について顧客の信頼を得られず*1、1948年に受注済みの34機のみで生産が打ち切られた。

なお、発売時期はちょうどDC-3の軍用モデル(C-47)が大量に用途廃棄されて民間に転売された時期でもある。
顧客の大半が安価な中古機に奪われる最悪の時期に売り出しており、その事もセールスが破綻した主たる要因と見られる。

日本では創業時の日本航空が運用していた機体として知られている。

ただし、実際の運航はノースウェスト航空に操縦士込みで委託されていた。
5機がリースされたが、1機(もく星号)を事故で喪失し、残りは委託運航期間終了とともに返却されている。

関連:マーチン4-0-4

スペックデータ

乗員2名
乗客数40名
ペイロード4,200kg
全長21.74m
全高8.66m
翼幅28.42m
翼面積80.3
空虚重量11,379kg
最大離陸重量18,098kg
発動機P&WR-2800CB-16「ダブルワスプ」空冷星型18気筒×2基
エンジン出力1,800hp(1,300kW)(通常時)
2,400hp(1,800kW)(離陸時(水噴射使用))
プロペラハミルトンスタンダード2H17K3-48R 3枚翅(プロペラ直径:3.99m)
最高速度501km/h(高度14,000ft(4,300m))
巡航速度472km/h(高度12,000ft(3,700m))
失速速度122km/h
航続距離1,022km(乗客36名、手荷物及び貨物450kg)
上昇限度10,000m
上昇率11m/s
離陸滑走距離
(50ft(15m))
477m
着陸滑走距離
(50ft(15m))
520m



*1 生産された34機中、13機(この中には日本航空にリースされていた「もく星号」も含まれる)が事故で喪失している。

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