Last-modified: 2021-11-20 (土) 09:46:30 (11d)

【ボーイングビジネスジェット】(ぼーいんぐびじねすじぇっと)

Boeing Business Jet(BBJ).

アメリカのボーイング社が、自社製の旅客機をベースに開発・生産しているビジネス機
特に双発小型ジェット旅客機B737をベースにしたものをこう呼んでいる。

B737ベースの機体は、-700型をベースに-800型の主翼降着装置を用いて離陸重量を増やし、内装をビジネス機仕様に改良したものである。
各国の企業や富裕層に属する個人が導入している他、政府専用機としての導入例もある。

旧来、政府専用機には大型旅客機を以て充てるのが通例だった。
これは事故に対する安全性の観点、および国外に赴く航続距離の関係で多発機が必要とされていた事に因る。
しかしそうした大型機は相応の設備投資*1を必要とし、中小国での運用には大きな制約があった。
近年では小型機の信頼性・航続距離が大きく向上したため、手頃なビジネス機政府専用機として採用する国も増えている。

なお、ボーイング社では「ボーイングビジネスジェット」としてB737の他、B747-8*2B777*3/-XB787といった中・大型機をベースとしたVIP仕様機も販売している。

このうち、B747-8B787についてはボーイングではグリーン状態(客室に内装を施さない状態)で引き渡し、ユーザー側で内装を施すことになっているという。

参照:http://www.boeing.com/commercial/bbj/

関連:B777-3SBER エアバス・コーポレートジェット

スペックデータ

BBJ1
乗員2名(機長副機長
乗客8〜63名
全長33.63m
全高12.57m
翼幅35.79m
空虚重量42,895kg
最大離陸重量77,560kg
エンジンCFMインターナショナル? CFM56-7?ターボファン×2基
推力117.4kN)
最高速度マッハ0.82(890km/h)
航続距離11,480km(乗客8名)
11,075km(乗客25名)
10,205km(乗客50名)
実用上昇限度12,496m


モデルBBJ MAX 7BBJ MAX 8BBJ MAX 9
キャビン面積82.195.2104.1
貨物室容積7.8m³18.5m³23.2m³
全長35.56m39.52m42.16m
全高35.92m
全幅12.3m
最大離陸重量80.3t82.2t88.3t
最大ペイロード14.7t16.1t17.5t
基本運航重量48.2t49.8t53.5t
許容内装重量7.3t8.2t9.5t
空虚重量41t41.7t44t
燃料搭載量*410,464 US gal(39,611L)10,470 US gal(39,633L)11,005 US gal(41,658L)
エンジンCFMインターナショナル LEAPターボファン×2基
航続距離
(乗客8人)
12,964km12,297km12,066km


モデルBBJ 787-8BBJ 787-9BBJ 777-8BBJ 777-9BBJ 747-8
キャビン面積224.4257.8302.5342.7481.1*5/444.6*6
貨物室容積138.2m³174.5m³170.2m³218.2m³196.5m³
全長56.72m62.81m69.8m76.7m76.3m
全高16.92m17.02m19.5m19.4m
全幅60.12m71.80m68.4m
最大離陸重量227.9t254t351.6t447.7t
最大ペイロード35.3t47.6t52.2t40t52.1t
基本運航重量125.7t133.8t187t204.1t243.2t
許容内装重量18.1t20.4t24.9t29.5t45.4t
空虚重量107.6t113.4t162.1t174.6t197.8t
燃料搭載量33,340 US gal
(126,206L)
33,380 US gal
(126,357L)
52,300 US gal
(197,977L)
63,304 US gal
(238,610L)
エンジンバイパス比ターボファン×2基
GE GEnx
or
ロールス・ロイス トレント1000
GE GE9XGE GEnx-2B67
航続距離18,418km
(乗客25名)
17,566km
(乗客25名)
21,583km
(乗客75名)
20,372km
(乗客75名)
16,436km
(乗客100名)


バリエーション

  • ボーイングビジネスジェット(BBJ(BBJ1とも)):
    原型機。B737-700型がベースで、後に-700ERのベースにもなった。

    • C-40B「クリッパー」:
      アメリカ空軍が高官輸送用として採用した機体の制式名。

  • ボーイングビジネスジェット2(BBJ2):
    B737-800型をベースにしたもの。

  • ボーイングビジネスジェット3(BBJ3):
    B737-900型ベースの機体。

  • ボーイングビジネスジェットC(BBJ C):
    B737-700C型ベースの機体。

  • BBJ MAX7:
    B737-MAX7型ベースの機体。

  • BBJ MAX8・MAX9:
    B737MAX8/MAX9型ベースの機体。
    新しいCFM LEAP-1B高バイパスターボファンエンジンと、燃費を13%改善する最新のウイングレットを備える。

  • BBJ 747-8:
    B747-8ベースの機体。

  • BBJ 777:
    B777ベースの機体。
    75人の乗客を乗せて18,580kmの航続距離を持つ-200LRベースのモデルと、17,220kmの航続距離を持つ-300ERベースのモデルがあった。

  • BBJ 777X:
    B777Xベースの機体。
    75人の乗客を乗せて21,583kmの航続距離を持つ-8と、20,372kmの航続距離を持つ-9がある。

  • BBJ 787:
    B787ベースの機体。
    25人の乗客を乗せて18,418kmの航続距離を持つ-8と、17,566kmの航続距離を持つ-9がある。


*1 一例を挙げれば、滑走路だけでも2500〜3000mという長大な面積を必要とする。
*2 ブルネイ・モロッコ・オマーン・クウェート・トルコ(カタールより譲受)が政府専用機として採用している。
*3 300ERモデルが日本やインドで政府専用機として採用されている。
*4 MAX7/8は補助タンク7基、MAX9は補助タンク9基。
*5 胴体後方部分を2階建てに改造するオプションを適用した場合。
*6 オプションを適用しない場合。

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