Last-modified: 2022-11-09 (水) 16:40:20 (26d)

【ホーカー・タイフーン】(ほーかー・たいふーん)

Hawker Typhoon.

ホーカー・アビエーション?社が設計・開発した、第二次世界大戦期におけるイギリス軍の戦闘機/戦闘爆撃機

実働当時の愛称は単に「タイフーン」であったが、近年ではユーロファイター・タイフーンとの混同を避けるため、頭に「ホーカー」の名を冠する事が多い。

ホーカー・ハリケーンの代替及び新型の迎撃機?として英航空省の仕様「F18/37」に基づき設計された二種の機体のうち、ネイピア社製エンジン搭載の「N型」として開発され、1940年に初飛行した。

もう一方のロールス・ロイス社製エンジン搭載の「R型」はホーカー・トーネードとして採用された。

ドイツ空軍が1941年中盤から実戦に投入したFw190に対抗すべく配備を急いだため、戦闘機としての完成度は著しく劣悪となった。
主機である24気筒液冷エンジンは巨大かつ大馬力だが、放熱が強く冷却が不安定で、高高度性能が低かった。
また、エンジンの振動で主翼の外皮が千切れる、急降下からの引き起こしに際して尾部が折れるなどの構造的欠陥によって事故が多発した。
さらに、上昇性能が低いことから当初の迎撃機?としては失敗に終わった。

一方、低空での飛行性能は非常に優れ、ペイロードも大きいため、戦闘爆撃機に転用される事で鉄道網破壊、近接航空支援、敵攻撃機迎撃など多大な戦果を挙げた。

本機の発展型として、ホーカー・テンペスト?が開発されている。

関連:テンペスト? ヤーボ

スペックデータ(タイフーンMk.IB)

乗員1名
全長9.741m(4枚翅プロペラを装備した後期型、初期型は38mm短かった)
全高4.52m(初期生産型)
4.67m(後期生産型)
翼幅12.67m
主翼面積25.9
翼型root:NACA 2219
tip:NACA 2213
空虚重量4,010kg
全備重量5,171kg
最大離陸重量6,010kg(1,000lb(450kg)爆弾2発装備時)
発動機ネイピア セイバーA/B/C 液冷水平対向H型24気筒×1基
発動機出力A:2,180HP(1,630kW)
B:2,200HP(1,600kW)
C:2,260HP(1,690kW)
プロペラデ・ハビランド社製3翅定速プロペラもしくはロートル社製4翅定速プロペラ
最大速度663km/h(高度5,800m、セイバーB、4翅プロペラ)
失速速度188km/h
航続距離820km(500lb(230kg)爆弾2発装備時)
1,110km(クリーン状態)
1,750km(200L(54 US gal)ドロップタンク装備時)
実用上昇限度10,200m
上昇率13.9m/s(3,700rpm、高度4,400mまで)
翼面荷重200kg/
馬力荷重330kW/kg
固定武装イスパノMk.? 20mm機関砲×4門
爆装500lb(230kg)/1,000lb(450kg)爆弾×2発
RP-3 3インチ(76mm)ロケット弾×8発


バリエーション

  • F18/37N:
    原型機。
    セイバー汽┘鵐献鵝塀侘2,060hp)を搭載。

  • タイフーン Mk.A:
    前期生産型。
    エンジンはセイバー気泙燭廊供塀侘2,180hp)を搭載。 武装はブローニングM1919 7.7mm機銃×12挺。

  • タイフーンMk.B:
    後期生産型。
    エンジンはセイバーA(2,180hp)または B(2,200hp)、C(出力2,260hp)を搭載。
    武装はイスパノMk.20mm機関砲×4門。

  • タイフーン FR.Mk.B:
    機関砲を2門に減じ、カメラを搭載した写真偵察機型。

  • タイフーン NF.Mk.B:
    夜間戦闘機型。
    武装は20mm機関砲×2門、7.7mm機銃×2挺。


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