【ヘリコプター揚陸艦】(へりこぷたーようりくかん) †

揚陸艦（強襲揚陸艦）の一種別。
アメリカ海軍での艦種記号は「LPH」。

ヘリコプターの運用設備を持ち、積載した兵員・資材の揚陸をもっぱらヘリコプターで行うもの。
一方で、一般の揚陸艦のように上陸用舟艇の運用能力は持っていないことが多い。
小型の揚陸艇を持つものもあるが、ドック型揚陸艦と違ってウェルドックを持たない（ウェルドックがある場合はヘリコプター揚陸艦に分類しない）。

また、イギリスの「コマンド母艦」や「揚陸ヘリコプター空母」をこれに含める場合もある。

主な艦艇 †

• アメリカ海軍
  • セティス・ベイ（CVE-90→CVHA*1-1→LPH-6）※カサブランカ?級護衛空母改装。
    
  • ブロック・アイランド（CVE-106→LPH-1）※コメンスメント・ベイ?級護衛空母改装。就役せず再度CVEに変更。
  • ボクサー級（エセックス（タイコンデロガ）級空母改装。3隻就役）
  • イオージマ級（退役）
  • アメリカ?級（強襲揚陸艦だが、1〜2番艦はウェルドック無しで実質的なLPH。3番艦からはウェルドックを装備）
    
• イギリス海軍
  • セントー級?航空母艦改装コマンド母艦
    • アルビオン（R07）
    • ブルワーク（R08）
    • ハーミーズ（R12）※V/STOL空母に再改装後、インドに軽空母「ヴィラート」として輸出された。
  • オーシャン（揚陸ヘリ空母。退役後、ブラジルに売却）