Last-modified: 2023-11-18 (土) 14:39:29 (121d)
【フライトプラン】 †
Flight Plan(飛行計画).
航空機が飛行する際、領空所有国の航空交通管制機関および空軍に通報される飛行予定計画。
これは以下の理由から提出が義務づけられている。
- 空港施設利用
- 滑走路での離陸・着陸は、事前に申請しなければ許可されない(事故発生時の緊急着陸は例外だが)。
また、離着陸時の混乱・事故を防ぐため、航空交通管制はどのような航空機がいつ離着陸するかを把握していなければならない。 - 空軍による対領空侵犯措置
- 防空識別圏を事前の通達なく飛行している航空機はUFOとして扱われ、必要に応じて撃墜・拘束される。
- 捜索救難
- 飛行計画から推定される時刻・位置に航空機が存在しない事が確定すると、遭難と判断され捜索救難が開始される。
必要な伝達事項 †
飛行計画の通達においては、おおむね以下のような情報の提出が必要とされる。
- 航空機の型式・機数・機体記号
- 使用する無線設備とコールサイン
- 責任者の氏名(単機なら機長、編隊では編隊指揮官)
- 飛行方式(計器飛行か有視界飛行?か)
- 出発地・出発時刻
- 巡航速度に達する高度と、巡航時の真対気速度
- 航路
- 着陸地点(利用不能時の代替飛行場も含む)
- 着陸地の上空に達するまでの所要時間
- 飛行継続可能時間(燃料搭載量から計算する)
- 搭乗人数
- その他、航空交通管制・捜索救難に関する参考情報
なお、根拠法令は国ごとに異なる。