Last-modified: 2016-05-14 (土) 14:20:02 (351d)

【ファルコン(ビジネス機)】(ふぁるこん(びじねすき))

Dassault Falcon.

フランスのダッソー?社が開発したビジネスジェット機
1950年代から開発が開始され、1963年にファルコン20が初飛行した。

その後、ファルコン20の成功を受け、1970年にはやや小規模なサイズのファルコン10、1976年にはエンジンを三発にして大型化したファルコン50も開発された。

現在に至るまでのシリーズ累計生産数は1,000機を超えており、日本航空の乗員訓練機や社用機などの民間のビジネス機としてのみならず、フランス海軍アメリカ沿岸警備隊海上保安庁などの軍・政府機関でも用いられている。

スペックデータ

形式ファルコン
10/100
ファルコン
20/200
ファルコン
50
ファルコン
900
ファルコン
2000
ファルコン
7X
乗員数2名
機長副操縦士
3名
機長副操縦士客室乗務員
乗客数
(最大)
8名120名10名19名12名
全長13.86m17.15m18.5m20.21m20.23m23.19m
全高4.61m5.32m6.97m7.55m6.98m7.863m
全幅13.08m16.32m18.86m19.33m26.21m
自重4.8t8.2t9.2t10.5t8.9t15,456kg
エンジンターボファン×2基ターボファン×3基ターボファン×2基ターボファン
×3基
エンジン
形式
ギャレット
TFE731-2

ギャレット
TFE731-2-1C
(ファルコン100)
ギャレット
ATF3-6A-4C
ギャレット
TFE731-3
ハネウェル
TFE731-5BR-1C
GE
CFE738-1-1B
P&W・カナダ
PW307A
推力3,230lbs2.4t1.7t2.1t2.7t28.46kN
巡航速度
(最大)
912km/h870km/h888km/h927km/h893km/h900km/h
航続距離約3,500km4,650km6,480km約7,400km5,787km11,019km
(乗客8名)


バリエーション

  • ファルコン 10:
    ファルコン20をさらに小型化した機体。

    • ファルコン100:
      後期型。
      エンジンをTFE731-2-1Cに換装している。

  • ファルコン 20:
    初期型。
    エンジンはGE製のGE700-2Cを搭載。後にファルコン20Cと呼ばれた。
    初飛行後間もなく、パンアメリカン航空から50機以上受注した。

    • ファルコン 20D:
      エンジンをGE700-2Dに変更し、燃料容量・最大離陸重量を増加した型。

    • ファルコン 20E:
      エンジンをGE700-2D-2に変更し、更なる最大離陸重量増加、大容量のスターター/ジェネレーターを装備した型。

    • ファルコン 20F:
      燃料タンクを拡大し、スラット?の追加により離着陸性能を向上させた型。

    • ファルコン 20G:
      海上哨戒・救難用モデル。
      エンジンはギャレット・エアリサーチ製のATF3-6-2Cに変更された。

    • ファルコン 200(旧称ファルコン 20H):
      後期生産型。
      エンジンをATF3-6A-4Cに変更し、燃料タンクを拡大した。

    • ファルコン・カーゴジェット:
      貨物機型。
      フェデックスが採用した。

    • ファルコン 20C-5/D-5/E-5/F-5:
      エンジンをハネウェル TFE731-5AR-2CあるいはTFE731-5BR-2Cに換装した改造機。

  • アメリカ沿岸警備隊向け
    • HU-25A「ガーディアン」:
      ファルコン20Gをベースにした、アメリカ沿岸警備隊の捜索救難機。1982年配備開始。
    • HU-25B:
      HU-25Aに側方監視レーダーを追加した型。
    • HU-25C:
      HU-25AにAN/APG-66レーダーを装備した型。麻薬密輸取り締まり任務に使用。
    • HU-25C+:
      HU-25CのレーダーをAN/APG-66(V)2に換装したアップグレード型。
    • HU-25D:
      HU-25Aに逆合成開口レーダーを装備したアップグレード型。

  • ファルコン 50:
    ファルコン20の拡大改良型で、ファルコンシリーズ中で最初の三発エンジン型。
    エンジンはギャレットTFE731-3-1Cを搭載。
    • ファルコン 50EX:
      エンジンをハネウェル TFE731-40に換装した型。

  • ファルコン 900:
    ファルコン 50の拡大改良型。
    エンジンはTFE731-5AR-1Cを搭載。

    • ファルコン 900MSA:
      日本の海上保安庁向け捜索・救難型。
      就役時は羽田航空基地に配備されていたが、ガルフストリーム垢稜枷に伴い、那覇航空基地へ転属した。

    • ファルコン 900B:
      TFE731-5BR-1Cエンジンを搭載する型。1991年生産開始。

    • ファルコン 900EX:
      航続距離8,340kmの長距離型。
      グラスコックピットを採用し、TFE731-60エンジンを搭載。
      1996年引き渡し開始。

    • ファルコン 900C:
      900Bのアビオニクス改良型。2000年引き渡し開始。

    • ファルコン 900DX:
      中距離型。エンジンはTFE731-60を搭載。

    • ファルコン 900LX:
      900EXにウイングレットを装備し、航続距離を8,800kmに延長した型。

  • ファルコン 2000:
    ファルコン 20/200の後継として1990年代に開発された双発エンジン型。
    エンジンはゼネラル・エレクトリック製CFE738-1-1Bを搭載。

    • ファルコン 2000EX:
      エンジンをプラット・アンド・ホイットニー・カナダ PW308Cに変更した型。
      2001年10月に初飛行。^
    • ファルコン 2000EX EASy*1
      2000EXのアビオニクス改良型。

    • ファルコン 2000LX:
      現在販売中の最新型。
      2000EX EASyにウィングレットを装備し、航続距離を7,408kmに延長した。

    • ファルコン 2000S:
      離着陸性能を向上させた型。開発中。

    • ファルコン 2000LXS:
      2000LXの離着陸性能向上型。開発中。

  • ファルコン 7X:
    ファルコン50/900の形態を踏襲する三発型の最新型。
    飛行制御には全面的にフライバイワイヤーを用いている。
    また、ファルコンシリーズとして初めてウイングレットを装備した。

  • ファルコン5X:
    7Xの先進技術を受け継いだ新設計の双発機。2015年第1四半期に初飛行予定。

  • ファルコン8X:
    7Xの発展型とした超長距離型。2015年2月6日に初号機が初飛行した。
    7Xの胴体を1.27m延長し、再設計させた高効率翼に、エンジンをプラット・アンド・ホイットニー・カナダ PW307Dに換装した。


*1 Enhanced Avionics System(拡張アビオニクスシステム)の略。

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