Last-modified: 2017-05-05 (金) 17:59:33 (171d)

【バッカニア】(ばっかにあ)

17世紀にカリブ海のスペイン領を荒らしていた英仏出身者の公認海賊を指す(バッカニアーとも)。

  1. Brewster? SB2A Buccaneer?
    アメリカ海軍SBA(SBN)?の後継としてブリュースター?社に発注した艦上爆撃機
    詳しくは項を参照。

  2. Blackburn Buccaneer
    スーパーマリン・シミター?の後継機として、ブラックバーン?/ホーカーシドレー?社が開発した艦上攻撃機
    核攻撃を含む低空侵攻を主任務とする。
    1953年にB-103として開発を開始し、1958年に初飛行した。

    太い胴体を持ちながらエリアルールを取り入れたことによって、亜音速での抵抗を減らして、高い低空機動性を有する。
    パイロットからも、その機体形状からバナナ・ジェット (Banana Jet) の愛称でも親しまれた。
    エンジンはS.1ではデ・ハビランド?ジャイロン・ジュニア?を搭載しているが、出力不足で武装と燃料を満載した状態では航空母艦から発進することができず、燃料を半分まで減らして運用するという制約があった。
    その為、S.2からはロールス・ロイス?スペイターボファンを搭載した。

    初期型「S.1」は40機が生産されて海軍に納入され、続いてエンジン出力を30%向上させた「S.2」に生産が移行した。
    イギリス空軍もS.2を老朽化した「イングリッシュエレクトリック?キャンベラ?爆撃機の代替にS.2Bとして採用し、海軍が正規空母を全廃した後は、海軍配備機も全て空軍に移管された。
    また、南アフリカにも16機が輸出された。

    戦歴では、1983年のレバノン紛争などに参加し、退役直前の1991年には湾岸戦争に参加。
    トーネードIDSが投弾したレーザー誘導爆弾を誘導する任務に就き、参加した12機は合計226回もの任務を全うし、優れた低空侵攻能力の一端を見せた。
    また、湾岸戦争後半には、制空権確保に伴い自らも誘導爆弾投下を行っている。

    現在は、南アフリカに輸出された機体も退役しているが、民間人がジェット戦闘機の飛行を体験できるサンダーシティ社(ケープタウン国際空港内)にてBAeライトニングホーカー?ハンター?と共に乗ることができる。

    関連リンク:http://www.maxsafari.com/thundercity/index.htm

    スペックデータ
    乗員2名
    全長19.33m
    全高4.95m
    全幅13.41m
    主翼面積47.82
    空虚重量13,600kg
    最大離陸重量28,000kg
    エンジンターボジェット/ターボファン×2基
    デハビランド ジャイロン・ジュニア(S.1)
    ロールス・ロイス スペイRB168-1AMk.101(S.2)
    エンジン推力31.6kN(S.1)
    49.4kN(S.2)
    最高速度マッハ0.92
    実用上昇限度16,000m
    航続距離2,268nm
    戦闘行動半径518nm(Hi-Lo-Hi)
    兵装胴体内および主翼ハードポイントに最大5,400kgまで
    AAMAIM-9「サイドワインダー」
    ASMシーイーグル、AS-30L
    ARMマーテル
    爆弾ロケット弾ペイヴウェイレーザー誘導爆弾
    454kg通常爆弾
    WE177戦術核爆弾
    マトラ・ロケット弾ポッド(68mmロケット弾を搭載)
    その他増槽

    【派生型】
    • バッカニア:
      試作機(20機)。

    • バッカニア S.1:
      デハビランド ジャイロン・ジュニアを搭載したイギリス海軍向け初期生産型。
      後に一部がS.2に改修された。

    • バッカニア S.2:
      ロールス・ロイス製スペイを搭載したS.1の改良型。
      ブラックバーンで10機、ホーカー・シドレーで74機など一部はS.1から改造された。

    • バッカニア S.2A:
      イギリス海軍向け。後にイギリス空軍向けへ改修される。

    • バッカニア S.2B:
      イギリス空軍向けバッカニア。
      マーテル対レーダーミサイルやシーイーグル対艦ミサイルを搭載可能で、1973年から1977年にかけて45機が製造された。

    • バッカニア S.2C:
      対レーダーミサイル搭載使用能力のないイギリス海軍向け型。

    • バッカニア S.2D:
      イギリス海軍向けの対レーダーミサイル搭載能力を有する発展型で、1975年より運用。

    • バッカニア S.50:
      南アフリカ空軍向けのバッカニア(16機)

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