Last-modified: 2023-10-31 (火) 00:53:48 (172d)

【バズーカ】(ばずーか)

Bazooka

1905年にアメリカのアーカンソー州ヴァン・ビューレンで発明された金管楽器の一種。
水道管とラッパを合体させたような無骨な形状で、「手負いのヘラジカ」と形容される下品でとぼけた音を出す。
いわゆるジョーク楽器であり、高度で繊細な演奏ができるようには設計されなかった。

発明者であるボブ・バーンズは1930年代にコメディアンとして大成し、バズーカはその小道具として一世を風靡している。
しかし楽器メーカーが正式に製造する事はなく、またボブ・バーンズ没後に著名な奏者が現れる事もなかった。

その後の1942年、アメリカの歩兵携帯式ロケット弾発射機が「バズーカ」の愛称で呼ばれるようになった。
その発射機の形状が当時のアメリカ兵にとってバズーカにしか見えない代物だったためである。

歩兵火器としてのバズーカは大量生産され、また多大な戦果を挙げ、その知名度を大いに高めている。
時代を経るにつれて拡大解釈され、現代では人間が肩にかつぐ重火器全般を意味する俗語となっている。
単にバズーカとだけ呼んだ場合、それを特定の兵器と結びつける事はできない。

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