Last-modified: 2020-05-11 (月) 22:24:46 (25d)

【ハリケーン】(はりけーん)

Hawker Hurricane.
ホーカー?社が開発した、第二次世界大戦初期におけるイギリス軍初の低翼単葉戦闘機(後に攻撃機に転換)。

同社のフューリ?複葉戦闘機を単葉化する試みから完成した機体であり、ロールス・ロイス?マーリン?エンジンを装備し、イギリス軍の戦闘機で初めて時速480kmを超えた。
胴体は、鋼管骨組・羽布張りという保守的な構造と無骨なデザインを持ち、速度、上昇率、機動力ともに敵対するBf109より劣ってはいたが、比較的単純な作りのためか頑丈さや信頼性には優れていた。

バトル・オブ・ブリテンの頃は既にスピットファイアが登場しており、Bf109と向い合うのはより機敏なスピットファイアが受け持ち、本機は爆撃機の迎撃に駆り出される事が多かったと言われる。
その後は戦闘機としては第一線を退いていくが、近接航空支援用として戦闘爆撃機に転用されたり、艦載機型が船団護衛に駆り出されたりと大戦を通じて馬車馬のように働いた。
生産はグロスター、オースチン、カナディアン・カー・アンド・ファウンドリーなどでも行われ、総計14,533機が生産された。

参照:RAF

IMG_0944.jpg

ハリケーンMkC

スペックデータ(Mk.C)

乗員1名
全長9.83m
全高4.001m
翼幅12.19m
翼面積23.92
翼型root:Clark YH(19%)、tip:Clark YH(12.2%)
空虚重量2,606kg
総重量3,479kg
最大離陸重量3,951kg
発動機ロールス・ロイス マーリン将液冷V型12気筒×1基
出力1,185HP(884kW)(高度6,400m時)
最大速度550km/h(高度6,400m時)
510km/h(高度6,000m、250lb爆弾2発搭載時)
巡航速度476km/h(高度6,100m時)
航続距離970km
実用上昇限度11,000m
上昇率14.1m/s
翼面荷重145kg/
パワー/マス0.25kW/kg
固定武装ブローニングM1919 7.7mm機関銃×12挺(Mk.B)
ヒスパノ・スイザ Mk.2 20mm機関砲×4門(Mk.C)
ヴィッカース・クラスS 40mm機関砲×2門(Mk.D)
爆装250lbまたは500lb爆弾×2発、RP-3 3in.ロケット弾×8発


バリエーション

  • K5083:
    マーリンCエンジン(出力1,025hp)を搭載する原型機。

  • Mk.機
    マーリン競┘鵐献鵝塀侘1,030hp)を搭載する初期生産型。
    固定武装は7.7mm機銃×8挺。

  • Mk.機淵ナダ):
    カナダ製のMk.機マーリン轡┘鵐献鵝塀侘1,030hp)を搭載する。

  • Mk.A シリーズ1:
    2速スーパーチャージャーを備えたマーリン将哨┘鵐献鵝塀侘1,185hp)を搭載する機体。
    武装はMk.気汎韻検

  • Mk.A シリーズ2:
    Mk.Aシリーズ1の主翼下に兵装搭載設備を追加した機体。

  • Mk.B:
    主翼下に500lb爆弾を搭載可能とした武装強化型。「ハリボマー」のあだ名で呼ばれた。
    固定武装はブローニング7.7mm機銃×12挺。

  • Mk.B Trop.:
    エンジンフィルターを装備した熱帯仕様。
    コックピット後部には水ボトルを含む砂漠サバイバルキットが搭載された。

  • Mk.C:
    固定武装をイスパノ・スイザ HS.404 20mm機関砲×4門に変更した機体。
    給弾方式がベルト給弾式からドラム給弾式に改められている。爆弾等搭載可能。

  • Mk.TC:
    複座練習機型。帝国イラン空軍向けに2機製造。

  • Mk.D:
    対戦車攻撃機型。「缶切り(Tin openter)」というニックネームがつけられた。
    パイロット保護用の装甲を付与し、武装にヴィッカースS型40mm機関砲、7.7mm機銃を各2門搭載。

  • Mk.E:
    マーリン21またはマーリン22エンジンを搭載し、E翼を装着した万能型。

  • Mk.掘
    パッカード製マーリンエンジン搭載機の予定名称。
    実現せず。

  • Mk.検
    マーリン24エンジン(出力1,280hp)を搭載する機体。
    翼下に万能武装搭載点を装備し、250lbまたは500lb爆弾×2発、ヴィッカースS型40mm機関砲×2基、RP-3 60lbロケット弾×8発、ドロップタンクを搭載可能。

  • Mk.后
    マーリン32エンジンを搭載*1した原型機。試作のみ。

  • Mk.勝
    カナダ製の単座戦闘爆撃機型。
    パッカード製マーリン28エンジン(1,300hp(969kW))を搭載。
    武装はMk.A準拠のものを搭載。

  • Mk.Ⅺ:
    カナダ製。
    Mk.Xの機体にMk.B(一部はMk.C)同様の機銃を搭載。

  • Mk.Ⅻ:
    カナダ製。
    エンジンをパッカード製マーリン 29に換装し、12挺の7.7mm 機関銃を搭載した。
    後に7.7mm機関銃は20mm機関砲に交換した。

  • Mk.ⅫA:
    カナダ製。
    Mk.召汎瑛佑7.7mm機関銃8挺を装備。主にソ連等へ供与された。

  • シーハリケーンMk.A:
    カタパルト発進用にMk.気魏装した艦載戦闘機型。

  • シーハリケーンMk.B:
    艦載用にMk.Aを改装した艦載(艦上)戦闘機型。

  • シーハリケーンMk.C:
    Mk.B同様の機体だが武装は20mm機関砲×4門に変更されている。

  • シーハリケーンMk.C:
    Mk.Cに艦上機装備を搭載した海軍機標準改装型。

  • シーハリケーンMk.ⅫA:
    Mk.ⅫAの艦上機改装型。


*1 当初はマーリン27を搭載予定だった。

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