Last-modified: 2016-03-03 (木) 10:11:37 (448d)

【ナブスター】(なぶすたー)

NAVSTAR.

アメリカ空軍が運用*1する、航法支援用の人工衛星
搭載された原子時計(誤差は数万年に±1秒程度)によって生成された現在時刻と自機の位置を、30秒ごとに電波に乗せて送信する機能を持つ*2
GPSシステムの根幹を構成しているため、俗に「GPS衛星」とも呼ばれる。

このデータがどのように利用されるかについては全地球測位装置の項を参照の事。
また、このデータはリアルタイムの時刻標準である「国際原子時(TAI)」にも裏付けられており、これを元にして作られる世界各国共通の標準時「協定世界時(UTC)」の構成要素としても重要な役割を果たしている。

現在、本衛星は地球の衛星軌道上に31基が投入されている。
このうち24基が実用態勢にあり、地球上のどの地域から見ても6基以上が同時に見えるように計算された軌道*3を飛行している。
残り7基は予備機であり、故障発生に備えて本来とは別の軌道に置かれている。
衛星の耐用年数は約7年半であり、ネットワーク維持のために随時、新しい衛星が打ち上げられている*4


*1 運用担当部隊は、空軍宇宙軍団隷下・第14空軍第50宇宙航空団(コロラド州シェリーヴァー空軍基地所在)である。
  なお、同航空団は作戦指揮上ではアメリカ戦略軍の指揮を受けている。

*2 日本では誤解されていることが多いが、衛星自体には地上・海上のGPSシステムからの情報を受信する機能はない。
*3 高度20,200km、軌道傾斜角55度、周期12時間の軌道である。
*4 現在は、従来機に比べてプロセッサーの高速化と記憶容量の強化が図られた「ブロックFシリーズ」が順次打ち上げられている。

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