Last-modified: 2017-08-25 (金) 19:12:38 (86d)

【ドーファン】(どーふぁん)

Aerospatiale(Airbus Helicopters) SA360 "Dauphin*1".
フランスのアエロスパシアル社(現エアバス・ヘリコプターズ)が開発した単発の汎用ヘリコプター

SA316/319「アルエット3」?の後継となることを期待して開発され、1972年に初飛行した。
速度性能に優れ、1973年にEld級(全備重量1,750〜3,000kg級)での世界記録を樹立している。
デザイン上の特徴は同社のお家芸であるフェネストロン
メインローターは4枚で、ローターハブはその後同社製品の特徴となるスターフレックス型を採用。
着陸装置は固定型尾輪式ランディングギアとなっている。

しかし、軍用型はリンクスとの採用競争に敗れ、軍事用途での需要を獲得できなかった。
また、民生用としてはキャビンの乗客数が中途半端なため、販売数も伸びなかった。
結果、通算生産数は100機に満たず、商業的には完全な失敗に終わっている。

関連:ドーファン2

スペックデータ

乗員パイロット1〜2名
乗客8〜9名
全長13.4m
主ローター直径11.5m
全高3.4m
回転円板面積103.9
空虚重量1,550kg
全備重量3,050kg
最大離陸重量N/A
エンジンチュルボメカ・アスタゾウ XVIIIAターボシャフト推力780kW)×1基
最高速度315km/h
フェリー航続距離650km
実用上昇限度2,250m


主なバリエーション(カッコ内は製造・改修機数)

  • SA360(2機):
    試作型。

  • SA360C(34機):
    民間向け。

  • SA360A(C型1機):
    フランス海軍航空隊向け艦載機型。試作のみ。

  • SA361H(360型と360C型から3機):
    グラスファイバー製ローターブレードや新型ローターハブを搭載した型。
    エンジンはチュルボメカ アスタゾウXXターボシャフト(1,300shp(969kW))を搭載。


*1 仏語でイルカの意。
*2 Helicoptere de Combat Leger(軽戦闘ヘリコプター)の略。

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