Last-modified: 2023-01-09 (月) 17:15:31 (258d)
【タイコンデロガ】 †
CV-14 USS Ticonderoga.
アメリカ海軍で運用されたエセックス級航空母艦の6番艦。
太平洋戦争中の空母建造ラッシュのなかで建造され、1944年に就役した。
オリジナルの「エセックス」に比べると艦首飛行甲板前端に機銃座を増設したため船体が長く、本艦と同様のものを「タイコンデロガ級航空母艦」と称する場合もある。
ただし本艦の就役は遅れ、タイコンデロガ級の中で一番最初に就役したのは「ハンコック(CV-19)」となった。
戦後は一時退役していたが、斜め飛行甲板の追加など、ジェット機運用のための近代化改修を行い、1957年に復帰した。
1964年のトンキン湾事件において「報復」と自称する攻撃をおこない、ベトナム戦争拡大のきっかけとなったことでも知られる。
1965年にはB43水爆(核出力1Mt)1発を積んだ艦載機(A-4「スカイホーク」攻撃機)がエレベーターから海中へ転落する事故(ブロークンアロー)が発生している*1。
1969年に対潜空母(CVS-14)へ艦種変更され、1973年に退役、1975年にスクラップとして売却された。