Last-modified: 2021-10-16 (土) 14:35:28 (2d)

【ソム】(そむ)

Project641B Сом*1.

旧ソ連の攻撃型潜水艦NATOコードは「タンゴ(Tango)」。
主にソ連近海での哨戒任務に投入されたものと推定される。

1970年代にゴルキー造船所(現クラスエ・ソルモヴォ)で1番艦が就役。
1973年に黒海で行なわれた「ゼヴァストポリ観艦式」にて存在が発覚。

以後、1982年までに合計19隻が建造され、1990年代末までに全艦が退役したが、その後1隻だけ復帰している。

設計の目玉は航法火器管制装置の電子化・自動化と、船体殻絶縁皮膜加工による静粛性向上。
加えて、寝台・個室などの居住性向上、蓄電池・通信系統・各種電子機器の更新も図られている。
また、通常動力潜水艦としては非常に巨大な艦でもあった*2

関連:フォックストロット級 パルトゥース

スペックデータ

主造船所クラスノエ・ソルモヴォ
排水量
(水上/水中)
3,100t/3,800t
全長91m
全高12.2m
9.1m
喫水7.2m
乗員62人
推進方式ディーゼル推進方式
機関2D42Mディーゼルエンジン×3基(出力1,900hp)
PG101電動機×2基(出力1,350hp)(水中航行用)
PG102電動機×2基(出力2,700hp)(高速航行用)
PG104電動機×1基(出力140hp)(低速航行用)
推進器スクリュープロペラ×3軸
電源60SU蓄電池×112セル4基
電力4.6MW
出力5,700hp(水上)
5,400hp(水中最大)
速力水上:13kt(24km/h)
水中:16kt(30km/h)
シュノーケル航行時:7.0kt
航続距離水上:14,000海里/7kt
水中:450海里/2.5kt
燃料軽油420t
航海日数80日
潜行深度
(通常/最大)
240m/300m
乗員78名(うち士官、政治将校17名)
兵装533mm魚雷発射管×6基(すべて艦首)
(533mm対艦/対潜魚雷×24発またはAMD-1000沈底機雷×44個を装備)
FCS「レニングラード」FCS
レーダーMCI-25(NATOコード:スヌープ・トレイ)水上捜索レーダー×1基
「カスケード」電波探信儀×1基
ソナー「ルビコン」音波探信儀×1基


同型艦

艦番号艦名起工進水就役備考
B-30---1979.10.1998. or 2003. 除籍
B-146コムソモーリッツ
・カザフスターナ
«Комсомолец Казахстана»
--1978.9.301998.1.22 除籍
スクラップとして解体
B-215---1979.12.1997.10.4 除籍
ポリャールヌイで
解体待ち
B-225---1981.12.1998.1.22 除籍
スクラップとして解体
B-290---1977.9.1995.8.4 除籍
クロンシュタットで
解体待ち
B-303---1977.12.301995.8.4 除籍
1999.
スクラップとして解体
B-307---1979.12.302002. 除籍
2005.陸揚げ展示*3
B-312---1982.7.1998.3.16 除籍
スクラップとして解体
B-319コムソモーリッツ
・チュヴァシィ
«Комсомолец Чувашии» *4
--1981.9.251998.1.22除籍
司令塔のみ記念碑として保存
(ポリャールヌイ)
B-380ゴールコフスキー
・コムソモーリッツ
«Горьковский комсомолец»

スヴァートイ・クニャージ
・ゲオルギー
«Святой князь Георгий»
1981.10.151982.08.1982.12.30大規模改修のため、
2000.から入渠
2016.除籍
2019.12.14
浮きドック「SPD-16」
ごと沈没
2019.12.16
浮揚後、解体
B-396ノヴォロシースキー
・コムソモーリッツ
«Новосибирский
комсомолец»*5
--1980.9.1998.1.12 除籍
2006.
博物館*6で水上展示
B-437マグニトゴルスキー
・コムソモーリッツ
«Магнитогорский
комсомолец»
--1975.9.302001.11.1除籍
ネルパで処分待ち
B-443---1973.5.2003.
スクラップとして解体
B-474---1974.12.311995.10.12 除籍
スクラップとして解体
B-498---1975.12.311995.8.4 除籍
2003.
スクラップとして解体
B-515---1976.4.292002.4.10除籍
ハンブルク博物館にて、
「U-434」の名称で水上展示
B-519---1976.12.1995.8.4除籍
サンクトペテルブルクで
石炭積み出し設備に転用
B-546---1978.12.1998.4.22除籍
2002.5.
ポリャールヌイに回航、解体



*1 ロシア語で鯰の意。
*2 かつては世界最大であったが、現在は日本の「そうりゅう」型が最大。
*3 K・Gサハロフ記念技術史公園(トリヤッチ)内。
*4 1988.12.16〜1992.2.15まで。
*5 1985.05.23〜1992.04.01まで。
*6 モスクワ・ロシア海軍?歴史博物館(セヴェルノエツシノ公園内)。

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