Last-modified: 2020-05-15 (金) 07:35:28 (160d)

【スピットファイア】(すぴっとふぁいあ)

Supermarine Spitfire.

イギリス・スーパーマリン社が開発し、第二次世界大戦直前の1938年に運用を開始した戦闘機
大戦初期におけるイギリスの難局(バトル・オブ・ブリテン)の熾烈な航空戦を耐えしのぎ、救国の英雄として名声を博した。

スペックデータ

タイプMk.aMk.AMk.aMk.bMk.E
乗員1名
全長9.12m9.47m
全高3.02m3.86m
全幅11.23m
翼面積22.4821.46
翼面
荷重
117kg/122kg/-137kg/171kg/
空虚
重量
1,953kg2,059kg2,267kg2,309kg
正規
全備
重量
2,692kg2,799kg2,911kg3,000kg3,354kg
動力ロールス・ロイス マーリン
過給液冷V型12気筒×1基
マーリンマーリン12マーリン45マーリン66
離昇
出力
1,030hp1,135hp1,470hp1,720hp
最高
速度
582km/h
(高度5,669m)
570km/h
(高度5,349m)
630km/h
(高度6,300m)
605km/h
(高度4,000m)
650km/h
(高度6,400m)
上昇力11.0m/秒
(高度2,956m)
15.3m/秒
(高度3,962m)
-13.5m/秒24.1m/秒
(高度3,048m)
航続
距離
680km651km1,827km
落下式増槽
装備時)
1,840km
(落下式増槽
装備時)
1,577km
(落下式増槽
装備時)
武装ブローニングAN/M2 Mk.
ブローニングM1919?
7.7mm機関銃×8挺
イスパノMk.
20mm機関砲×2門
AN/M2 Mk.
7.7mm機関銃
×4挺
イスパノMk.
20mm機関砲×2門
AN/M2
12.7mm機関銃

×2挺
携行
弾数
各350発各60発
(イスパノMk.供
各350発
(AN/M2 Mk.供
各120発
(イスパノMk.供
各250発
(AN/M2)
爆装-胴体下
110kg爆弾×2発
胴体下
230kg爆弾×1発
翼下
110kg爆弾×2発


タイプMk.XIV EMk.XVIII
乗員1名
全長9.96m10.14m
全高3.86m
翼幅11.23m
翼面積22.48
空虚重量3,040kg
正規全備重量3,889kg4,222kg
発動機ロールス・ロイス グリフォン過給式液冷V型12気筒×1基
グリフォン65グリフォン66
出力2,050hp2,035hp
最高速度720km/h
(高度5,200m)
708km/h
(高度5,200m)
航続距離1,368km
(落下式増槽装備時)
-
武装イスパノ Mk. 20mm機関砲×2門(携行弾数各120発)
ブローニングAN/M2 12.7mm機関銃×2挺(携行弾数各250発)
爆装胴体下
220kg爆弾×1発
翼下
113kg爆弾×2発
翼下
ロケット弾×2〜4発


バリエーション

  • スピットファイア
    • Type 224:
      ゴスホークエンジン(660hp)を搭載する原型機。

    • Type 300:
      RR社製PV12エンジン(900hp)を搭載し再設計された原型機。

    • Mk.機
      マーリン競┘鵐献鵝1,030hp)を搭載する初期生産型。
      プロペラをブレード3枚の金属製選択ピッチプロペラに変更したMk.aとイスパノ20mm機関砲2門と7.7mm機銃4丁を装備したMk.bが生産された。

    • ハイスピードスピットファイア:
      Mk.気鯊度記録挑戦機として改造した特別仕様機。
      エンジンはロールス・ロイスの特製マーリン競好撻轡礇襦1,710hp/3,000rpm、後に2,122hp/3,200rpm)を搭載。
      450mph(724km/h)を目標としていたが、1939年3月30日にHe100?が本機の能力を越えた463mph(745km/h)を記録したため速度記録は中止された。

    • Mk.供
      マーリンⅫエンジン(1,175hp)を搭載する型。
      8丁の機銃を持つMk.Aと機関砲を持つMk.Bの2タイプが生産された。

      • ASR Mk.供
        エンジンをマーリン将勝1,280hp)に換装し、救難機器を搭載した海難救助型。
        主翼中央部にパイロンを増設してNo.1発煙爆弾(Smoke Float No.1)2発を搭載し、操縦席後部の胴体内に膨張式救命筏の内装式収納部2筒を増設している。

    • Mk.掘
      マーリン将哨┘鵐献鵝1,280hp)を搭載し、引き込み式尾輪の採用や機体強度向上を行った試作型。
      量産されず。

    • Mk.検
      グリフォンエンジン搭載の原型。量産されず。
      同名のMk.皇綮_修型もある。

    • Mk.后
      マーリン45シリーズ(1,440hp)エンジンを搭載し、補助翼を羽布張りから金属製に改めた型。
      7.7mm機銃を8挺搭載するMk.a、20mm機関砲2挺と7.7mm機銃4挺を搭載するMk.b、20mm機関砲2丁の他、7.7mm機関銃4挺か20mm機関砲を更に2挺を選択装備可能なMk.cの3タイプが生産された。

    • Mk.HF 此
      Mk.垢旅盥眦抃涎盞拭
      翼端を延長した尖頭翼や与圧式コックピット、高高度用にチューンされたマーリン47エンジン(1,415hp)搭載。
      ドイツ空軍の高高度爆撃機・Ju86?に対抗するために100機のMk.bが改造された。

    • Mk.F/HF 察
      Mk.困茲蟾垢頬楹陛な高高度型として開発された型。
      マーリン60系エンジン(61,64,71)を搭載し、引き込み式尾輪を装備する。

    • Mk.F/HF 次
      マーリン60系エンジン(61,63,66,70)を搭載する型。武装はMk.Vcと同じ。
      主翼内への燃料タンク増設や引き込み式尾輪への変更、機体の補強も施された。
      過給器設定により、HF(高高度用)、F(中高度用)、LF(低高度型)の3タイプが用意された。
      合計で1,658機が生産され、終戦まで運用された。

    • Mk.F/LF/HF 宗
      Mk.垢縫沺璽螢60系エンジン(61,63,66,70)を搭載した型。
      フォッケウルフ? Fw 190Aへの対抗策として応急的に開発された。
      主翼は従来のBタイプ、イスパノ・スイザ20mm機関砲×2門に加えてブローニング7.7mm機関銃×4挺もしくは更に20mm機関砲×2門を搭載可能なCタイプ(ユニバーサル・ウイング)の他に、20mm機関砲×2門とブローニング12.7mm機関銃×2挺を搭載したEタイプも使用された。
      当初はMk.垢らの改造機をMk.A、Mk.修箸靴得源困気譴慎‖里Mk.Bと呼んで区別していたこともあった。

    • Mk.F/LF/HF 宗文經型):
      尾翼の大型化、ジャイロ式照準機?の装備、後部胴体への燃料タンク増設、バブルキャノピーを採用した型。

    • タイプ 342/344/355/385:
      LF bにフォーランド・エアクラフト製フロートを装備した水上機型。
      対日戦線への投入用として開発されたが試作のみ。

    • PR Mk.勝
      Mk.擦魎陲棒什遒気譴深命芯綮ゝ〃拭 高々度写真偵察も考慮されていたため、操縦席は与圧装置が付いている。
      エンジンはマーリン77を搭載。

    • PR Mk.Ⅺ:
      非武装の写真偵察機型。マーリン60系エンジン(61,63,70)を搭載。
      ベンソン基地で改造されたPR Mk.Ⅺ(タイプ374)の他に、Mk.修魏造したPR MkⅪ、引き込み式尾輪、大型尾翼のPR Mk.Ⅺが生産された。

    • Mk.Ⅻ:
      Mk.宍擇Mk.修離┘鵐献鵑鬟哀螢侫ン兇泙燭廊献┘鵐献鵝1,735hp)に換装した型。
      改造機種によって尾輪が引き込み式と固定式の2種類が存在する。

    • Mk.将掘
      マーリン32エンジン搭載の偵察機型。7.7mm機銃×4挺を装備。

    • Mk.将検
      グリフォン60系エンジン(グリフォン65または66(出力2,050hp))を搭載する型。

    • Mk.将此
      米パッカード社製のマーリン266*1エンジンを搭載した機体。
      性能的はMk.修汎嬰であるが、エンジン・カウルの張り出しやフィルターキャップの位置が異なるなどの変更がなされている。

    • Mk.将次
      二段過給グリフォンエンジンを搭載。
      Mk.将困汎韻犬水滴型風防を装備。

    • Mk.将宗
      非武装偵察機型。
      二段過給グリフォンエンジン搭載。

    • Mk.将勝
      Mk.讐装のMk.Ⅻ原型機。

    • Mk.21:
      翼内構造を再設計した機体。
      翼内燃料タンクの追加による航続距離の延長や主脚の延長による地上滑走での安定性向上、翼端形状変更とエルロンの改良によるロール性能の向上が図られた。
      エンジンはグリフォン61または64を搭載し、20mm機関砲×4挺を装備する。

    • Mk.22:
      Mk.21に小変更を加えた機体。
      バブルキャノピー化やスパイトフル?の尾翼を流用、電源を12Vから24Vに変更した。
      一部機体にグリフォン85(出力2,375hp)エンジン+二重反転ペラを装備。

    • Mk.23:
      Mk.21の高高度迎撃型。生産されず。
      垂直尾翼が大型化され、尖端翼を採用していた。

    • Mk.24:
      更に小変更を施した機体。
      後部燃料タンクが変更され、短銃身機関砲を装備する。

    • スパイトフル?
      スピットファイアの発展型。詳しくは項を参照。

  • シーファイア
    • Mk.B:
      スピットファイア Mk.Bの艦上戦闘機型。
      カタパルト用フック、アレスティングフックを装備して、胴体下部縦通材を補強、各種計器を海軍式に換装した。
      主翼の折り畳み機能は持っていない。

    • Mk.C:
      新規に生産された機体。マーリン32エンジンを搭載。
      護衛空母やカタパルトの無い空母からも発進できるように主翼上面にRATOを取り付けることができた。
      極少数の機体には4翅ペラを装備。

    • FR Mk.C:
      Mk.Cに偵察カメラを搭載した偵察機型。

    • LF Mk.掘
      マーリン55Mエンジン(1,585hp)を搭載。二段折り畳み主翼を採用。

    • F Mk.将后
      グリフォンエンジン搭載型シーファイアの最初の型。
      グリフォン此1,850hp)を搭載。後期型は水滴型風防を採用。

    • Mk.17:
      Mk.将晃經型とほぼ同様の機体。脚部を補強している。

    • Mk.45:
      スピットファイア Mk.21同様の再設計機体。
      一部にグリフォン85エンジン+二重反転ペラを装備。

    • Mk.46:
      Mk.45とほぼ同様の機体。水滴型風防を採用。

    • Mk.47:
      グリフォン87または88エンジン(2,375hp)+二重反転ペラ、油圧折り畳み翼を装備する型。


*1 マーリン66のライセンス生産型。

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