Last-modified: 2020-02-12 (水) 14:42:28 (251d)

【ジャイロダイン】(じゃいろだいん)

Gyrodyne.

  1. Fairey FB-1 Gyrodyne
    イギリスのフェアリー社が開発した、ヘリコプターオートジャイロの中間的な性質を持つ航空機
    転換式航空機に似たコンセプトを持つが、プロペラローターが独立して存在する点が異なる。

    オートジャイロとの違いは、プロペラのみならずローターエンジントルクで回すことができることである。
    離着陸時はヘリコプターと同様にローター揚力で垂直に上下する。
    巡航時にはプロペラ推力で前進し、ローターのクラッチを切ってオートローテーション主翼揚力によって飛行する。

    本機の外観で特徴的なのは、プロペラが右主翼にのみ取り付けられていることである。これによって推力に加え、テイルローターのようなアンチトルクを発生させる。
    当時としては速度性能に優れていたが、騒音や振動が激しいうえ、信頼性やコストに問題があり、量産されることはなかった。

    発展型として、試作2番機にチップジェット?を組み合わせたジェットジャイロダインや、胴体を大型化してプロペラ部分を双発化したロートダイン?が存在するが、いずれも実用化されていない。
    また、ドイツのアントン・フレットナーが試作したFl185もジャイロダインと同様の方式であったが、実用的な能力が見込まれず、以後、フレットナーは交差反転ローターに方針転換している。

    スペックデータ
    FB-1
    乗員1名
    容量乗客4〜5名
    主ローター直径15.768m
    主ローター面積195.3
    全長7.62m(機首から尾翼まで)
    全高3.07m
    翼幅5.38m
    翼型主翼:NACA 23018
    ローターブレード ルート:NACA 23022
    ローターブレード チップ:NACA 23015
    空虚重量1,629kg
    最大離陸重量2,177kg
    燃料容量燃料:50inp gal(60US gal、227.3リットル)
    オイル:7inp gal(8.4US gal、31.8リットル)
    エンジンアルヴィス レオニデス522/2 空冷星型9気筒×1基
    (出力520hp(390kW))
    プロペラフェアリータイプCP/2/H/2/48 2枚翅可変ピッチプロペラ
    パイロットラダーペダルで制御される)
    最高速度230km/h
    航続距離399km
    上昇限度3,050m
    ジェットジャイロダイン
    主ローター直径15.8m
    全長7.6m
    全高3.1m
    空虚重量1,600kg
    積載重量2,200kg
    エンジンwingtip compressed air/fuel burning×2基
    アルヴィス レオニデス空冷星型9気筒×1基
    プロペラ3枚翅2基
    最高速度224km/h

  2. アメリカ連邦航空局が定義する回転翼機の一種で、ヘリコプターとしてのローターシステムとは別に前進用のプロペラを装備するもの。
    前述のフレットナー/フェアリー式ジャイロダインのみならず、基本的にオートローテーションを用いない複合ヘリコプターも含まれる。

  3. Gyrodyne Company of America
    アメリカの航空機メーカー。QH-50の製造などで知られる。

    【主な製品】
    • QH-50「DASH」
    • RON Rotorcycle
    • GCA-2
    • GCA-3 Convertiplane
    • GCA-35 Gyroliner
    • GCA-32 Military Convertiplane


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