Last-modified: 2019-06-02 (日) 10:33:22 (44d)

【シグナス】(しぐなす)

Cygnus(白鳥座)(原義).

日本国政府専用機のコールサイン

航空自衛隊が運用する、日本国政府専用機コールサイン
「CYGNS」と表記されることもある。

ただし、これが使用されるのは訓練や回送(フェリー)時で、実際の要人輸送などに使われる時は、以下の通り別のコールサインが用いられる。

これまで政府専用機に使われたコールサインの一覧

Japanese Air Force(JF) 001/002
通常の任務飛行で使用されるもの。
「001」は主務機(機体番号80-1111)、「002」は副務機(機体番号80-1112)が使用する*1
「Japanese Air Force」は「JF」と略されることもある*2
Japanese Air Force 701
2013年1月、アルジェリア人質事件の邦人救出任務で20-1102機が使用したもの。
Japanese Air Force 901
2013年4月〜6月にかけて、皇太子殿下(当時)が欧州を御訪問された際に20-1101機が使用したもの*3
Japan Air Force 1101/Japanese Air Force 1101
1993年2月、B747-47Cの初の任務飛行*4で20-1101機が使用したもの*5
Cygnus 01/02
訓練や回航の際に使用するもの。
PLANETA*6
訓練で使用されたことがあり。

無人宇宙船

アメリカ航空宇宙局の「商業軌道輸送サービス(COTS)」契約に則り、オービタル・サイエンシズ社が開発・運用する、国際宇宙ステーションへの物資補給を目的とした無人宇宙補給機
2013年9月に同社の「アンタレス」ロケットにより1号機の打ち上げが成功し、国際宇宙ステーションへ接続された。

機体はサービスモジュールと与圧貨物モジュールの2つで構成される。

現在までに、試験機1機と実用機5機が打ち上げられている*7

主要諸元

寸法
タイプ標準型拡張型
全高3.66m4.86m
直径3.07m
重量1,500kg1,800kg
体積18.9立方メートル27立方メートル
打ち上げペイロード2,000kg2,700kg
廃棄ペイロード1,200kg
性能
滞在期間約30日間未定


構成
サービスモジュール(SM)
寸法直径3.1m×2.3m
全備質量1.8t
電源固定型ヒ化ガリウム(GaAs?)トリプルジャンクション太陽電池パドル
(実用4号機 (CRS 4) からはATK社製UltraFlex?円形太陽電池パネルに切り替え)
発生電力3.5kW(初期型)
メインエンジンIHI社製BT-4 2液式ロケットエンジン推力445N)
スラスタAerojet Rocketdyne社製MR-106Mヒドラジンスラスタ×32基
推進剤四酸化二窒素(MON-3)/ヒドラジン(N2H4)
バッテリーGSユアサ社製LSE190リチウムイオン電池
近傍接近システム*8PROXシステム(三菱電機製。日本のHTVにも採用されている)
与圧貨物モジュール(PCM)
開発・製造社タレス・アレーニア・スペース
寸法直径3.1m×3.8m
全備質量3,500kg
ペイロード2,000kg(実用4号機からは2,700kgに能力拡張)

打ち上げ実績

打ち上げ日ミッション名積載物成否備考
2013/09/18シグナス Orb-D1
(COTS実証飛行)
ISS補給物資など
(700kg)
成功シグナスの初打上げならびに
ISSに初の結合
2014/01/04シグナス CRS Orb-1
(実用補給フライト1)
ISS補給物資や実験装置など
(1,260kg)*9
シグナス初のISSへの商業補給
サービス
(CRS*10
2014/07/13シグナス CRS Orb-2
(実用補給フライト2)
ISS補給物資や実験装置など
(1,664kg)*11
2014/10/29
7時22分(JST)
(2014/10/28 18時22分
(米東部夏時間))
シグナス CRS Orb-3
(補給フライト3:Orb-3)
水や食料、実験機器
(2,290kg)*12
失敗ロケット本体の爆発により、
軌道投入失敗
2015/12/06シグナス CRS OA-4
(補給フライト4:OA-4)
水や食料、実験機器等
(3,349kg)
成功シグナス拡張型の初打ち上げ
アトラス好蹈吋奪箸蚤任曽紊欧蕕譴
2016/03/23シグナス CRS OA-6
(補給フライト6:OA-6)
水や食料、実験機器等
(3,513kg)
シグナス拡張型
アトラス好蹈吋奪箸任
二度目の打ち上げ
2016/10/17シグナス CRS OA-5
(補給フライト5:OA-5)
水や食料、実験機器等
(4,900kg)
シグナス拡張型
改良型アンタレスロケットでの
初打ち上げ



*1 通常は主務機・副務機がセットで用いられ、主務機から30分程度の間隔をあけて副務機が後を追う。
*2 ただし、民間機のように「JF」が航空会社コードとなっているわけではない。
  なお、公式に「JF」を航空会社コードとして用いているのはタイの「ジェットアジア・エアウェイズ」である。

*3 同年4月28日〜5月3日、オランダのウィレム・アレクサンダー国王の即位式典に皇太子妃殿下(当時)と共に御出席された際の任務飛行、及び6月10日〜16日、日西交流400年記念式典に御出席された際のスペインへの任務飛行。
*4 同年2月11日〜14日に、当時の渡辺美智雄副総理兼外務大臣をワシントンDCへ輸送した任務。
*5 往路は「Japan Air Force」、復路は「Japanese Air Force」。
*6 スペイン語やポルトガル語で「惑星」という意味。
*7 このうち、2014年10月に打ち上げられた実用3号機はアンタレスロケットの爆発により軌道投入失敗。
*8 ISS等とのランデブードッキング時、姿勢制御や動作状態のデータをやり取りして誘導する通信機器。
*9 33機のCubeSat?も運搬。
*10 Commercial Resupply Services.
*11 32機のCubeSat?も運搬。
*12 29機のCubeSat?、千葉工大の流星観測カメラ「メテオ」なども運搬。

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