Last-modified: 2014-11-25 (火) 22:50:22 (1088d)

【サイバネティックス】(さいばねてぃっくす)

cybernetics

1948年に数学者ノーバート・ウィーナーが提唱した、動物と機械における制御と通信の理論体系。
完全な定義は未だ為されていないが、20世紀後半以降の科学技術において欠くべからざる基幹を担っている。

端的に言えば、人間を含む動物を制御するメカニズムを解明し、それを工学的知見として活用する事を指す。
究極的には、人体の機能を機械的に再現する事、また人体の機能を機械的に拡張する事が指向される。

これは17世紀のデカルト思想から始まる科学哲学の影響が大きい。
特にジュリアン・オフレ・ド・ラ・メトリーの『人間機械論』による影響は大きい。

その成果物の代表は、ロボット工学に代表される自動制御機械・人工知能である。
例えば、冷戦時代以降に軍事の常識となったベトロニクスアビオニクスはサイバネティックスの所産である。
また火器管制装置ミサイル終端誘導機能もサイバネティックスの所産である。
それらは全て、人間がどうやって機械を制御するかを分析し、それをコンピュータに模倣させた結果である。

ちなみに、ノーバート・ウィーナーは第二次世界大戦中、高射砲の命中精度を改良する研究に携わっていた。
その研究の結果、精度の向上のためには制御と通信が必要だと気付いたという。

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