Last-modified: 2022-11-03 (木) 12:27:51 (23d)

【サーブ340】(さーぶさんよんまる)

SAAB 340.

スウェーデンのサーブ社が1980〜1990年代に開発・生産していた、近距離向け双発ターボプロップ旅客機
当初はアメリカのフェアチャイルド社との共同開発機「SF340」として開発・生産が始まったが、フェアチャイルド社が1985年に生産から撤退したため「サーブ340A」と改称された。

後に改良された「340B」「340B+」「340B-WT」も開発され、1999年の生産終了までに合計459機を生産。
一部の機体は早期警戒機などの軍用機に転用されている。

日本では海上保安庁が保有・運用し、関西空港海上保安航空基地に配備されている(愛称は「はやぶさ3号/4号」)。
かつては日本エアコミューター北海道エアシステムも保有・運行していたが、ATR42-600の導入により運用を終了している。

スペックデータ(サーブ340B)

乗員3名(操縦士2名・客室乗務員1名)
乗客数34名
最大ペイロード3,400kg
全長19.73m
全高6.97m
翼幅21.44m
翼面積41.81
翼型root:NASA MS(1)-0316
tip:NASA MS(1)-0312
空虚重量8,618kg(平均的な運用空虚重量)
最大離陸重量13,154kg
燃料容量2,580kg
エンジンGE CT-7-9A/9Bターボプロップ×2基
離陸出力1,870shp(1,390kW)(ISA,APR)
プロペラハミルトンスタンダード14RF19(またはダウティ・ロートル)4枚定速プロペラ
(直径3.35m)
超過禁止速度522km/h
最高速度502km/h(IAS、最大運用制限速度)
巡航速度524km/h / 467km/h(高度7,620m)
失速速度164km/h(フラップダウン時)
航続距離1,732km
上昇限度7,620m
上昇率10.2m/s


バリエーション

  • サーブ340A:
    30〜36席のモデル。
    エンジンはGE CT7-5A2(1,735shp)を搭載。
    1985年以降はプロペラを直径3.35mに大型化した。

  • サーブ340AF:
    貨物機型。

  • サーブ340B:
    改良型。33〜36席。
    エンジンをGE CT7-9B(1,870shp(1,394kW))に換装し、離陸重量が増大した。
    このため、ペイロードおよび航続距離性能が向上し、高地・高温下での運用性も高まった。

  • サーブTp 100:
    スウェーデン空軍向け要人輸送機型。340B型や340B Plusベース。

  • サーブTp 100A:
    B型ベースの要人輸送機型。

  • サーブOS 100:
    Tp100Aべースのオープンスカイズ協定検証用査察機。

  • サーブ340B plus:
    340Bの短距離離着陸型。
    翼端が延長され、1,200mの滑走路で離着陸可能である。

  • サーブ340B plus SAR-200:
    海上保安庁向け捜索救難型。拡張ウィングチップを装備。

  • サーブ340B-WT:
    主翼端を延長し離着陸時の安定性を高め、プロペラブレーキとAPUを装備して、さらに運用性を向上させた型。

  • サーブ340A QC:
    貨物輸送機転換型。

  • サーブ340 AEW&C:
    早期警戒管制機型。
    「エリアイ」3次元レーダーを搭載。

    • サーブ340 AEW:
      タイ空軍向け。FSR-890を搭載。

    • サーブ340B AEW-200:
      IS-340を搭載する型。

    • サーブ340B AEW-300:
      ASC-890を搭載する型。

    • S-100B/D「アーガス」/Tp100A/Tp100C:
      スウェーデン空軍での名称。

  • サーブ340MSA:
    海上での警備に特化した多目的監視機型。捜索救難機としても運用可能。
    SATCOMや各種レーダーを搭載し、補助燃料タンクを装備可能。

  • サーブ2000
    サーブ340を大型化したモデル。詳しくは項を参照。


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