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【グラマン】 †
Grumman Aircraft Engineering Corporation.
(後に"Grumman Aerospace Corporation"に改名)
1929年、リーロイ・グラマンによって設立されたアメリカの航空機メーカー。
アメリカ海軍の水上機のためのフロートの製作を手始めに、自社としては初の海軍機FF-1?を製造。
その後、水上機や飛行艇、海軍機を中心に、第二次世界大戦前後に数多くの戦闘機を生み出し、その技術力を確固たるものとした。
しかし、航空工学の進歩と開発・製造費の高騰によって設計思想に齟齬を来し、艦上戦闘機F-14を最後に新機種の受注が途絶える。
1970年代にも国内外の売り込みを行ったが、採用例は少なく、経営は悪化。
1978年、ビジネス機部門をガルフストリーム・エアロスペースとして売却。
1992年、看板商品F-14が製造終了。これによって本格的に経営が破綻し始める。
1994年、ノースロップに買収され、吸収合併によりノースロップ・グラマンとなって歴史に幕を閉じた。
関連:グラマン鉄工所
主な製品 †
- 艦上戦闘機
- FF
- F2F
- F3F「フライングバレル」
- F4F「ワイルドキャット」
- XF5F「スカイロケット」(試作のみ)
- F6F「ヘルキャット」
- F7F「タイガーキャット」
- F8F「ベアキャット」
- F9F「パンサー/クーガー」
- XF10F「ジャガー」(試作のみ)
- F-11「タイガー」
- F-14「トムキャット」
- 艦上攻撃機/雷撃機
- TBF「アベンジャー」
- AF「ガーディアン」
- A-6「イントルーダー」
- 偵察機/対潜哨戒機/早期警戒機/電子戦機/輸送機
- OV-1「モホーク」(後にCOIN機に転用)
- S-2「トラッカー」
- EA-6B「プラウラー」
- EF-111「レイヴン」(ジェネラル・ダイナミクス社製。電子戦システムのみグラマン製)
- E-1「トレーサー」
- E-2「ホークアイ」
- E-8「ジョイントスターズ」(原型機はボーイングB707。電子戦システムのみグラマン製)
- C-1「トレーダー」
- C-2「グレイハウンド」
- 実験機
- 農業用機
- アグキャット
- 宇宙関連